★私は心斎橋の「松屋」で牛丼に食らいついていた。するとアジア人中年男性観光客が4名入ってきた。チケット自販機の前でひとしきり騒いだあと、その4人は以下のような配列でカウンターに腰かけたのだった。 ◎=私 ●=観光客 ○=空席
…○●○●○◎○○●○○●○…(実際のカウンターは少し湾曲している)
我々は(少なくとも牛丼屋では)けっしてこんなふうに座わらない。いくら店内が空いていてもきっちり並ぶ。しかも彼らは私の頭越しに大声で会話を始めた。さらに彼らは持参したエビアンのペットボトルにカウンターに置いてあるポットの水を注いで補充しようとし、店員に怒られていた。
またひとりはキムチ丼をオーダーしておきながら、それが目の前に運ばれてきたとたんお持ち帰りに変更するなどと言いだし、その場合は容器代が60円要るのだが、それが理解できないらしく店員とモメていた。あの国の“四人組”にはいつまで手を焼けばいいのだろう。
★関西人なら誰でも知る、いや全国的に有名な千日前の洋食屋へ閉店ギリギリの時間に入ろうとしたら、すでに「本日閉店」の張り紙が出ていた。それに気づかず入店しようとしたアジア人若者観光客3名はオバチャン店員に追い返されていた。オバチャンは張り紙を指しつつ「あんたら漢字わかるはずやろ」とでも言いたげな顔だった。
ところが我々は入店OKとなった。「外国のひとは(店内の空気を読まず)いつまでもネバるから」とはオバチャンの弁。たしかに最後まで店内にいた客はラテン系らしき家族と我々だけだった。もちろん我々にとってはけっこうせわしないディナーとなったが。「○○軒」とは名ばかりの、外国人には自業自得とはいえ“不自由”な洋食屋に違いない。
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