途方に暮れていた。珍しいことではなかった。筆者は人生のほとんどの時間、途方に暮れているのだ。その日もそうだった。 筆者は伊豆の山の中で遭難していたのだ。伊豆である。それも、天城峠である。ハイキングコースなのだ。遭難などするはずのない道なの
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