「ドカ食い大好き!もちづきさん」アニメ化が決定した。むしろ遅すぎたくらいだ。たぶん原作ストックが貯まるのを待ってたのか。
本作は毎回もちづきさんの大食いを追うだけなのに、まったくマンネリ化しない。卓越したセンスで脚本が練られているのだ。最初からずっと読んできて、「どうせこうなるだろ」と先が見えてしまったことが一度も無い。常に予想の上を行く。年季の入った漫画読みとして言わせて貰おう。ヤバさばかりが話題になるが、1話完結のショートコメディとして最高の完成度である。だから人気があるのだ。下手なオリジナル話で水増ししてはならない。原作に忠実なアニメ化を望む。
「ヤニねこ」5話も良い出来だった。1本の中にバラエティ豊富なショートストーリーが含まれる贅沢さ。妹子の学校生活が甘酸っぱい。あまりの綺麗さに「ご覧のアニメはヤニねこです」という注意書きが入る。
複数の作者がいるせいで、毎回作風が微妙に違うのが魅力だ。獣人の差別問題を描く社会派の作者がいる。アニメでは初めての社会ネタが人生ゲームを通して語られた。底抜けギャグの合間にアダルトな苦い話が入ると、世界に深味が増す。
タバコ村の原始獣人たちのエピソードはレトロSF風味が楽しかった。狂気の沙汰と言われたアニメ化だったが、下手すると夏の覇権を取るのでは。
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