「満州国演義」を読み始めた。9巻ある内の8冊は届いたが、1巻が来ない。やっと届いたので、取りかかれる。
・風の払暁 満州国演義一(2007)作:船戸与一
1928年、中国東北部。日本軍は満州領有を目指してうごめく。敷島家の四兄弟は、それぞれの道で激動の時代に翻弄される。
長男太郎はエリート外交官だ。次男次郎は馬族の頭目である。三男三郎は陸軍士官学校卒業後、関東軍に配属される。四男四郎は早稲田の学生だが、無政府主義の劇団に入れ込んでいる。
最もスリリングなのは命を的に大暴れする次郎のパートだが、特務機関に取り込まれる軍人の三郎や、特高刑事にマークされる四郎の動向も目が離せない。四人の物語が交互に語られるので、続きが気になって仕方ない。上海の阿片窟の描写が心に残る。やはり読んで良かった。





ログインしてコメントを確認・投稿する