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2026年04月13日15:36

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新東宝『毒蛇のお蘭』

『毒蛇のお蘭』(58)監督:加戸野五郎
テロリズムが暴走する幕末。料亭の娘・志乃(小畑絹子)は両親を新撰組に殺され、愛を誓った長州藩士・吉川を頼って東京へ向かう。が、道中で悪党の源次(天知茂)に強姦された上に背中に刺青を彫られる。
数年後、暗黒街に名を馳せる毒蛇のお蘭として蘇った。スリ・美人局・賭場荒らしとやりたい放題の悪辣さは小気味いいほどだ。前半のお嬢様演技とのギャップに唖然とする。特に肌を晒してタンカを切る賭場のシーンが素晴らしい。美人は何をやっても似合うなあ。当時26歳の小畑絹子の色香に脳を焼かれた。

強盗殺人のあと、資産家の娘に成り済まして横領を企むが、悪運尽きて逮捕される。担当者は警察官僚として出世したかつての恋人・吉川であった。展開が早く起伏の激しい展開に夢中になった。唯一の不満は、悪女ぶりが源次の言いなりになった結果で、自主性が乏しいこと。
吉川の「罪を償うまで待っているよ」というセリフも何だかなあ。何人も殺してるし、どう考えても死刑だと思うが。小さな不満はあれど、犯罪サスペンスとして満点に近い。☆☆☆☆
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