コナン映画レビューの続き。
『業火の向日葵』(2015)
ゴッホの「ひまわり」を展示するために財閥が新しい美術館を建てる。この世界ではバブルが持続しているらしい。本シリーズに変な建物が出たら、全部炎上・崩壊するな。福本伸行の漫画で「こんな枯れかけた花のどこがいいんだか」というセリフが出てくる。同感だ。素材に感情移入できないが、プロットは良い出来だ。★★★
『純黒の悪夢』(2016)
黒の組織が敵役である。女エージェント・キュラソーが公安からスパイのリストを盗む。彼女は戦闘のショックで記憶を失い、コナンの同級生たちと遊園地で遊ぶ。公安の安室は組織に潜入しており、活躍する。
キュラソーの特異能力が今一つわかりにくいのが難点だが、アクションも頭脳戦も極めてレベルが高い。色がキーになるのも面白い。結末の苦さは本シリーズには珍しい余韻を残す。今までで最高傑作だ。★★★★★
『から紅の恋歌』(2017)
百人一首がテーマだ。当時「ちはやふる」が流行ってたのかな。犯人の意外性とプロットの捻りは、なかなかのもの。服部を巡る三角関係がうざい。好きな人は嬉しいだろうが、私見では本シリーズにラブコメはいらないと思う。★★★
『ゼロの執行人』(2018)
サイバーテロで全国の電子機器が暴走する。公安の安室が活躍する。公安は現政権を守るための組織で、一般国民の犠牲も辞さない。というのが現実だ。「新宿鮫」 や有栖川先生の火村シリーズでは明確な敵として描かれている。本作の公安は真っ直ぐすぎるが、まあ子供向けアニメ映画だしねえ。
ドローンを駆使した斬新なアクションは息を飲む迫力だ。ストーリーは見応えがあるが、映像で見るには複雑すぎる。★★★★
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