「みいちゃんと山田さん」作:亜月ねね 2巻まで
ネットで話題なので読んでみた。想像を絶するひどい内容だった。駄作と言ってるのではない。むしろ逆だ。
もとキャバクラ嬢の山田が、昔の同僚みいちゃんの墓参りに来る。ヒロインはすでに殺されているのだ。
知的障害のあるみいちゃんはトラブルが多いけど、幼くて頼りない所が一部の客に愛され、けっこう指名が取れるようになった。山田は、小学校もろくに通っておらず漢字を読めないみいちゃんの面倒を見るようになったが、彼女の過去には果てしない闇が広がっていた。
両親も障害者で、とんでもない秘密があるのだが、書かずにおきます。キャバ嬢たちは親切だったり意地悪だったりするが、普通なら悪役のいじめっ子が一番まともだ。なんと言う捻れた世界か。周囲の悪意と欲望に翻弄されながら凄絶な日々を送る彼女から目がはなせない。不快なのに読むのを止められない。結末が最悪だと言うこともわかっているのに。
何より心がざわつくのは、本作の舞台が紛れもない現実であること。この状況ならこうなるよなあ、と言う嫌な説得力に満ちている。いや日本の漫画て凄いわ。何でもかんでも日本が一番!との意見は賛同しかねるが、漫画文化は間違いなく世界一だ。
★★★★★
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