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2023年07月17日22:47

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『ドキドキ!プリキュア』

だいぶ前にBJさんが貸してくれたが、機械の相性が悪くて見られなかった。今回は全作制覇の悲願ゆえに、レンタル落ちを購入、普通に見られた。推奨してくれただけのことはある。

『ドキドキ!プリキュア』(13) 全49話

主人公が優等生という珍しいプリキュアだ。何でもできる才人を周囲が褒め称えるという設定は、少女漫画で時々見かけるが、あまり好きではない。本作品も共感するのが難しかろうと思ったが、正反対だった。
相田マナは卓越した能力を他人のためだけに使う。生徒会長だから。利他行為と博愛を正面から見せられては、ケチ臭い反発など消し飛んでしまう。
初期メンバー全員がエリートだ。相棒の六花は学年トップの秀才、ありすは財閥の後継者、異世界人の先輩プリキュア真琴は人気歌手だ。凡人が一人もいない。

敵のジコチュー幹部は少年・美女・老人という取り合わせで、ボーリング場を基地にしている。ユニークな連中だ。ボスの娘レジーナが強烈な個性を放つ。悪の正体を明かしたまま、主人公と友達になろうとする。一時は光墜ちするのだが。21話「一緒に寝てあげる」。新プリキュアになると思ったが、見事にだまされた。
新幹部リーヴァとグーラはいかにもな悪で面白い。

エピソードが高品質な上に、ストーリーが少しずつ進むので、飽きない。クリスタル争奪戦・王女の探索・神器の正体など、徐々に物語の核心に迫る。ハグプリに先駆けた子育てなど、日常描写もバラエティ豊富だ。特に四葉ありすの正義の大富豪ぶりが痛快だ。ライバルの五星麗奈も可愛い。25話では執事のセバスチャンがプリキュアの変身システムを解析し、疑似プリキュアを作り出す。驚いた。二十年の歴史で唯一ではないか。

熟女と見せて小学生のキュアエースにも意表を突かれた。「プリキュア5つの誓い」。笑えるのにかっこいい。
最終決戦の盛り上がりは凄まじい。48話でキュアハートが全世界中継の最中にカミングアウトする。
「私を誰だと思ってるの。大貝第一中学生徒会長、相田マナよ」。感動するしかないな。ハトプリのキュアマリンの「ちょっくら世界を守ってくるわ」と並ぶ名セリフである。キングジコチューが娘だけは愛していることを指摘し、世界が滅びたらジコチューですらいられなくなるという理論に感心した。感情論ではなく、論理的に説得力がある。今までの登場人物が全員で応援するのもいい。
最終回の超ハッピーエンドに唖然とした。二つの世界がつながるとは。変化に富んだプロットとキャラの魅力は、プリキュア最高峰の名に値する。★★★★★
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