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2022年09月29日15:41

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《LIVE》言葉にできない

駄菓子屋と聞いて思い浮かぶのが高校時代。
部活帰りに寄っていた”ばっちゃ”は、後継者もなく「買い食い禁止」などという、誰が言い出したのか、クソのようなルールのお陰で、令和とともに廃店になってしまっている。

7年前に母校で《35年ぶりの同期会プロム》を開催したときに「”ばっちゃ”で買ったチェリオ」を入場券にして大繁盛。当時、御年82歳の店主はご存命であれば89歳。
よくお釣りを間違えてくれて、少なかったらクレームつけて、多い場合は黙秘した。←そんな高校生ではなかったはず手(パー)

カラオケLIVEレビュー
フォト
『「こんど、君と」Kazumasa Oda Tour 2022』(横浜アリーナ)
高校時代「女子はいいけど、男子が聴くのは暗い奴だけだろパンチ」…そんなイメージだったオフコース。
暗い奴ではないけれど、LPをレンタルレコード屋から借りて、ドレミ楽譜で『やさしさにさよなら」を弾き語り、隠れオフコースファンを公言していたおいら。
先日の福岡公演では台風接近が迫り、いち早く公演中止を発表した小田和正対公演強硬の矢沢永吉。
人間的にも派閥的にも、圧倒的に小田和正派。熱いロックより、優しい言葉が好き。
フォト
50歳代、60歳代の比率が圧倒的な高さで集まったヨコアリ。
スロープのパブリックアートは”TK”建畠覚造と、利根山光人の作品が両端を彩っている。利根山光人は、横浜駅にある代表作『太陽とこども』で神奈川県民に知られている。
フォト
与えられたチケットは花道から3列目至近のセンター席。
確かな情報によると、この日、センター席には少なくとも4人以上のSHINJO高校同窓生がノリノリ(死語)でライブを観ていたようだ。

9月10日に75回目の誕生日を迎えたという小田和正。
往年と比べるのは失礼だけれども、アリーナに響き渡るクリスタルボイスは健在。
とっくにLIVE卒業で悠々自適も十分にできるのに、こうしてやってきたファンたちのために、四方に組まれた花道を歩きながら、そしてアンコールでは走りながら、観客へ最大限のサービスを忘れない。
日本最年長のドームツアーカラオケ
予定では11月のヨコアリ凱旋がラストステージだったけど、台風ぴうぴうふいたで12月に沖縄が追加。さらに福岡の追加も予定される。

このところ、おいらの青春時代を華やかにしてくれていたスーパースターたちが次々とステージを下りていく。
妖怪の加山雄三(85)が別格にして、吉田拓郎(76)が去り、財津和夫(74)がステージを下りた。
小椋佳(78)と高橋真梨子(73)はフェアウェルツアー中で、2人のライブには立ち会うのが必定。
今回の小田和正ライブは2018年以来、4年ぶり。
アリーナ、四方八方のスクリーンに歌詞が表示されるのは、観客へのサービスであると同時にプロンプターの役目を担う。
3年前にはあまり目立たなかった歌詞間違いや、ギターやピアノのミスタッチ。
完璧主義者の小田和正も、もしかしたら今回がラスト of ラストかな。

彼らのネクスト世代。
コロナくんでステージがなくなったのを切っ掛けにマイクを置いた中島みゆき(70)は、もう見ることができないが、イルカ(71)、さだまさし(70)の2人は歌よりもトークでステージをしのいでいる。
アラコキトリオの甲斐よしひろ、松任谷由実、そして山下達郎。
まだまだ頑張ってもらわないと、クラシックコンサートに浮気ばかりしてしまいそうだ。

《セットリスト》
【1st】
1風を待って
※最近はタイアップ曲しか作らなくなった小田さんの1曲目は明治安田生命プレゼンツ。
開演前のアリーナで存分に流されているから、ハロー効果で「知ってる曲」
2会いに行く
3愛を止めないで
※Of course, OFF COURSE. 4年前のセトリは記憶にないけど、こんなに早くに名曲が。
4秋の気配
※秋の気配とともに秋の気配。イントロのコードを間違えて3回やり直しになったけど、絶対音感がなければ気が付かない程度。でも、そんな完全主義もファンにとってはありがたいリピートだった。
5やさしい風が吹いたら
6my home town
※ユーミンの『海を見ていた午後』同様、横浜でLIVEをした時のアンコールソングのはずだった。「広島公演で拓郎の『夏休み』をやったよ」なんていう笑いありのMCに続いて、「地元とはいいものですね」からのこれ。拓郎は聞けないのかたらーっ(汗)
7言葉にできない
※一番好きな曲ペンギン3年前、佐藤竹善たちのニセオフコースLIVEでこの曲に涙を見てから、必ず本物を聴こうと誓っていた。視線の先のピアノで本物が弾き語り。
いささか早い登場だけど大丈夫。わかっている。
8たしかなこと
9キラキラ
=御当地紀行=
※三渓園のおしるこを、次に寄ったら必ず食べる。焼いていないお餅。

【2nd】
1so far so good
※新曲でもタイアップばかりだから、耳に慣れ親しんでいる。この曲はNHKドラマ『正直不動産』から。なので、風に揺れるヤマピーが視線の奥に飛んできた。
2やさしい雨
3Yes-No
4ラブ・ストーリーは突然に
5明日
6ナカマ
シャープダイヤル空が高すぎる
再び花道にピアノが現れて、弾きだしたソロデヴューアルバム『K.oda』からの1作。「カリフォルニアのスタジオで作りました」とMCを入れたけど、上手く弾けずにワンコーラスで断念。これはアドリブ?
7生まれ来る子供たちのために
オフコース時代の最終章だったと思う。あの頃と変わらないクリスタルボイス。
ただただ懐かしい。
9今日も どこかで
9こんど、君と
※今回ツアーのシンボルチューン。コロナくん時代のNHK『みんなのうた』。
10君住む街へ
※こちらは2016‐17年ツアーのシンボルチューン。1988年のオフコース作品。
神戸大震災では被災者を元気づける曲として話題となったのに、3.11東日本では「ツナミを連想させる」歌詞があるからと、歌うことをはばかりツアーでも封印したという曰くありの楽曲。結局、「精神的に弱っている人たちを助ける作品だ」と解釈が変わり、2016年のツアーでこの曲が歌われると、東京体育館に集った100万人の女性が泣いた。

【EC】
1またたく星に願いを
※アンコールになると、今まで封印していたかのようなロック調の激しい楽曲が使われる。ここまで花道をやさしく歩いていただけだったのに、ついに小田和正75歳、走り出す。大したものだけど、ほんとうはゆっくりと座ってアンプラグドを聴いていたい。
2YES-YES-YES
※前列の女性ファンが手話でこの曲を歌っていた。流れるような手つき。花道よりも手話が気になった1曲。

【WE】
1hello hello
2やさしい夜
3また会える日まで
※最後はお決まりのバンド総並びのアカペラでおしまいペンギン
『さよなら』が聴けなかったのは残念だったけど、もしかしたらラストツアーになる小田和正に間近で会えた。
そして聴きたかった『言葉にできない』の夢が叶う。ありがとう。
隠れキリシタンのようにオフコースを切り捨てなかった高校時代の自分を褒めてあげる。



パン一番好きな駄菓子ランキング!うまい棒、ベビースターラーメン、チロルチョコ、ふ菓子、1位は?
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=45&from=diary&id=7128749

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