昨日の日記の続きになりますが、結局は小雨をおして父親の墓参りに。
手短かに済ませたけど、母親はそれでもホッとしたみたいだ。
やっぱり行って良かったな・・・と正午前に帰宅して、inter FMのロバート・ハリスさんの番組を聴きながら寛いでいたら、時間が経つごとに雨が強く降りしきり、とうとう風も吹き出す荒れ模様に。
これは天の配剤というか、ラッキーでした。ちなみに今日は「13日の金曜日」でした(笑)
そんな雲行きなので午後はひたすら本を読んで過ごした。
晩まで延々と雨。やっぱりこんなお盆休みは近頃稀だと思う。
(Nikonデジイチで撮影)
昨日Twitterで偶然見たのは、英国の凄腕ジャズドラマー、トニー・オクスレイの超絶映像。
これでなぜか思い出したのが、彼と共演したポーランドのトランペッター、トーマス・スタンコ。
昔から大好きなミュージシャンだったけど、惜しくも3年前に亡くなっている。
オクスレイと共演した95年のアルバム『マトゥカ・ジョアンナ』がむしょうに聴きたくなった。
そう、同じポーランドのスリラー映画『尼僧ヨアンナ』を題材にしたものらしいけど僕は残念ながら未見。
ふたりの共演という企画はとてもユニークだった。なぜならオクスレイはバリバリのフリージャズ。いっぽうスタンコは抑制美を活かした“叙情派”と呼ばれていたから。
ピアノは、同じようにキース・ジャレットっぽいと見られるボボ・ステンソンだからなおさら。
しかし聴いてみれば、オクスレイのドラムは耳障りじゃない程度に空気を攪拌させ、スタンコのペットがそれに絵筆をどんどん振るうように世界を作っていく。スタンコの、単純なイメージだけでない“濁り”や“擦(かす)れ”を含んだトーンも魅力的。マイルスやドン・チェリーなどの影響を咀嚼して自分の音を確立させてるのを久しぶりに聴いてあらためて感じる。
オクスレイも懐の深いドラマーだと思う。
https://youtu.be/En1GWoJ819s
続けて聴いたのが、同じスタンコの99年作『From The Green Hill』
バリトン/ソプラノサックスのジョン・サーマンが参加し、ピアノの代わりにバンドネオンとヴァイオリンが加わった変わった編成。
それを活かしたのはタイトルから連想するようなフォークっぽい、しかもかなりミステリアスな曲想の数々。それもやはりECMらしさ。
https://youtu.be/t_jEY-mshW8
ひとりのアーティストのアルバムを続けて聴くなんて滅多にないのだけど、気怠い天気でこういうトランペットサウンドは気分満点だ。風が強くて窓を閉め切ってしまってたのでタイトルに些か偽りありですが(笑)
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