何も60歳の誕生日を迎えたからではなく、9年前の手術・入院のあと年に1度受けている大阪市大病院での定期検診が、たまたま毎年4月に設定されているだけのこと。そして昨年受診時に「とくに問題ないけど、来年あたりもっぺんCTやっときましょか」と。生まれて初めてのCT体験はたしか4〜5年前、さすがにあのときは緊張した。
何か悪いことが見つかるのではという不安よりも、ただ単にあの装置のなかに身体ごと入っていく恐怖感みたいなものが先行。実際受けてみるとたいしたことなく、今回は非常に気楽な気持ちでの受診、というか昼ごはんを抜いているので腹がへって仕方なく、頭の中をよぎるのは、終わったあと何を食べようかということばかり。
…などと、いま市大病院の待合席にて書いております。コロナ禍でも9年前から何ひとつ変わらない院内。しいて言えば1Fのカフェが「サンマルク」から「カフェ・ド・クリエ」に変わったことぐらい。9年前の入院は「サンマルク」オープン直後、「やっとウチにもマシなカフェが」と看護師たちが喜んでいたことを思い出しました。
いやいやこの大病院は、コロナ患者専用の病床が逼迫し、救急患者受け入れ制限をさらに強化したはず。見渡す限りでは緊迫感のない昼下がり感あふれる院内ですが、この建物のどこかではコロナとの厳しい闘いが日々続いているのでしょう。ということでまもなく受付開始、まずは採血そしてひさびさのCT検査に行ってきます。
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