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2019年12月03日20:48

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上野から駒込の彩り

せっかく上野に行ったのだから上手に脱出する。
まずは『奏楽堂』るんるん
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限られた公開日に運が良ければミニコンサートを聴くことができる。
特長的なシューボックス型ホールのステージに置かれたチェンバロに、調律師がやってきて1音1音、鷹の爪で弾かれる。今や、音叉すらスマホアプリが代用する。
巨匠のトークが迫っていたのでホールだけを観覧して、泣く泣く奏楽堂をあとにする。
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奏楽堂での窓枠借景もみじBeautifulexclamation ×2

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幻の駅舎『博物館動物園駅』電車
日比野克彦デザインの青鉄扉を右手に観ながら、黒田記念館との間を右に曲がっていくと国立図書館の分館である『国際子ども図書館』が見えてくる。
建物はもともと明治時代建築ルネサンス様式の帝国図書館だったものを、21世紀に入って安藤忠雄先生がちょこちょこっといじって今の在り様に修復した。
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目の当たりにするとその残念感は誰でも感じることだけど、明治洋館のファザードに不釣り合いなガラス張りのエントランス。上野に増殖するインスタバエも、ここには近づかない。
中に入ると文学的な資料館もあるし、中庭は安藤忠雄の良さが発揮されている。
実は穴場。

上野から谷中霊園を抜けて、テレビでご存知の谷中銀座走る人
30円コロッケを食べ歩きのはずが、とぐろを巻いて揚げ物に群がる谷中さんぽの人たちを見て断念。
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『レストランZAKURO』
モザイクライトの美しさが気になってふらりと足を踏み入れた異国情緒のカフェが凄かった。店員さんたちの底抜けな明るさとウザさに★5つ。
店頭では気が付かなかったが、店内に入っていくとペルシャ絨毯、否、カーペットが敷き詰められて、靴を脱いだ客たちが西アジア料理を食べながらくつろいでいる。
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15時を過ぎていたので「カフェでもOKコーヒー」といざなわれ着座すると、さっそくターキーなおやじが「やばいよ、やばいよ」と、怪しい煮込みシチューを持ってやってくる。これは、食べ放題ランチコースをオーダーした人だけのサービスなのでペパーミントティーなおいらは無関係。
隣を見ると、気持ちよさそうに水タバコを吸っているヒゲゴジラ。
蟹座「このあいだ、東京ジャーミーに行ってきたよ」と、語り掛けると、
ブタ「いいところでしょ」と満足気に応えてくれた。
独りきりでナンをかじっている女性は、どうやら店員さんとの会話を愉しみにやってきているようだった。
客が去って行くとターキーおやじはトレイを片付けるふりをしながら、残った料理を堂々とつまみ食い。食品ロスのないレストランらしい。
谷中銀座の無国籍な異空間。川オスファンなら理解できるお薦めスポット。

千駄木三丁目から都バスに乗って駒込へ向かう。
ライトアップされる前の六義園を尻目に初見の『東洋文庫』本
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圧巻の『モリソン書庫』を写真に収めて、知恵の小径でアジア各国の箴言を読む。
駒込を研究している人こそ、東洋文庫→六義園の経路で紅葉狩りを堪能するはずだ。
研究はしていないが、何となくそうなった。
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六義園の正門には東京中の住民が集ってきたような大行列ができている。
新聞屋さんからもらっておいた招待券で行列回避、即入園。
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とはいえ、やや考え方が甘かった。
幾つかのフォトスポットには幾重ものインスタ蠅が群がって、その一味に加わって妹山の紅葉をスマホへと収めていく。
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紅葉研究家ではないので正確ではないが、少なくとも鹿児島でパステル調に咲き誇っていた紅葉や、テレビで見る京都の深紅の紅葉に比べて、その葉っぱたちに元気がない。
おそらくは数多くやってきた9月の台風や10月の豪風雨が、彼らの根っこを痛めつけたに違いない。我が山のサクラの木でさえ、来春の満開が予想できないでいるのだから。
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それにつけても、美しくライトアップな紅葉たちもみじ
明治神宮の初詣でのような牛の歩みを続けることも趣味ではなく、周回をあきらめて半周程度で六義園をあとにした。
春のサクラと秋のモミジに出逢うことのできる日本人で、本当に幸せだハート達(複数ハート)



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