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2019年10月31日21:16

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《LIVE》言葉にできない

首里城が燃えてしまった。
朝のラジオで「首里が炎上中」と雑駁なニュースが流れていたが、テレビをつけて驚き、嘆き、言葉にできないショックを受けた。
ノートルダム大聖堂が燃えた時のパリジェンヌの哀しみを、まさか国内で目の当たりにする。沖縄の方々の哀しみは如何ばかりか。

首里城へは世界遺産になる相当前に訪ねているのに、それがいつだったのか記憶も記録もない。
復元後の平成4年以降の手帖を少し紐解いてみたが「札幌」ばかりの行き先が目立ち「那覇」の文字が見つからない。
果たして訪沖が再建後だったのか、それとも再建中だったのか、それすらも記憶にない。
それにしても、25年ほど前からのビジネス手帖を追いかけてみたが、やはり出張(自称)の多いビジネスマンだった。
ところが、どこかへ出掛けた次の日にはゴルフのスコアがメモしてあって、その数字はまるで高校時代の偏差値のような数字で、スラッシュで括られて並んでいる。
→ 67/68…とか。
これだけで、どれほどゴルフが好きではないかを理解できようが、当時はいろいろな付き合いがあったのも事実で、せっかく地方に旅しながら名所旧跡も芸術も訪ねずに、翌日をグリーン上で過ごすというウンコのような無駄な日々が、四半世紀前の自分にはあった。
ビジネスという桎梏を払拭した時期からの旅路に、どれほど充実感を得られるようになったものか。その感動は、まさに言葉にできないことばかり。

ペンギン
フォト
『Off Course Classics Concert』(神奈川県民ホール)
佐藤竹善は語っていた。
ブタ「高校時代、オフコースは女性のものだった。男子高生はオフコースファンであるとは決して言うことができず、実は自宅でひっそりと聴いていた。そんな隠れオフコースファンが多かった。自分もその一人指でOK
そして、実はおいらもその一人。
恥ずかしながらオフコースのほぼ全曲を知っているし、ドレミ楽譜出版社のギター楽譜だって持っている。
ところで、佐藤竹善。同世代どころか同じ歳。おいらが7月生まれなら、彼が5月。
Sing Like Talking という玄人受けのバンドリーダーだが、知っている人しか知らない。
ところが、小田和正ファンなら彼の存在を知っている。
同じファンハウスに属していることもあるだろうが、いろいろと小田さんのLIVEや番組に常連として呼ばれている。

コンサートのコンセプトは、神奈川フィルのフルオーケストラをバックに、オフコースのクラシックな楽曲をオーケストレーションと、ゲストアーチストに歌ってもらおうという企画。小田さんどころか、オフコースメンバーが出演するわけではない。
服部克久のご子息、服部隆之がアレンジをすべて引き受け音楽監督。
コンセプトアルバムの発売を兼ねたパフォーマンスライブ。

セットリストだけを見ればオフコースファン垂涎のLIVEとなるが、実はそうでもない。
知らないアーチストの歌唱だったり、小田さんの切ない詞が省かれたインストゥメンタルは、どうしても物足りない。これが実感。
ところが、そんな感想を佐藤竹善1人で払拭し、このLIVEを感動に包み「言葉にできない」記憶を植え付けてくれた。
あわよくば、ラストチューンで披露してもらいたかった。
開演してわずか5曲目、『生まれ来る子供たちのために』でホールを静寂に包み、6曲目『言葉にできない』で女性客のほぼすべての涙腺を決壊させた。
そして、慌ててティッシュを取り出したりするペンギン
佐藤竹善★10.
アンコールにも対応せず、105分のコンサートが終わる。
この不足前(たらずまい)は、黒マーチから流れ続けるオフコースと、いつスタートを切るのか予想もつかない(その予定もない)小田和正のツアーライブ。
もう、隠れオフコースファンからカミングアウトしておこうるんるん

《セットリスト》
愛の唄 (Instrumental)
眠れぬ夜 (Instrumental)
愛を止めないで/さかいゆう
生まれ来る子供たちのために/佐藤竹善
言葉にできない/佐藤竹善
秋の気配 (Instrumental)
でももう花はいらない (Instrumental)
さよなら/Ms.OOJA
YES-NO/ソン・シギョン
I LOVE YOU (Instrumental)
君住む街へ/ソン・シギョン
YES-YES-YES/Ms.OOJA



■首里城で火災 正殿、北殿、南殿など6棟が焼失
(朝日新聞デジタル - 10月31日 04:25)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5846022
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