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2019年05月21日21:06

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永遠の「不死身の男」( ニキ・ラウダを偲んで)

享年70は、寿命と言うには早過ぎるのかも。
だけど、半生のそのまた一部の時期だけとはいえ、常人では・・・いや並みのカーレーサーでも及びもつかない野心と集中力を振り絞り、死線も潜って、ついでに言えば自分の航空会社が瀬戸際になったり、そしてカムバックしてあっさりとチャンピオンに帰り咲くなんて。どう考えても数人分の、しかもそうとう高次元/高密度な人生を送ったとしか思えない。

フォト
(1977年)

フォト
(1984年)

だけど考えてみれば、日本で「エフワンブーム」が巻き起こった頃には既に過去の人となっていて(「レジェンド」という便利な言葉は当時は無かったはず)、体制が傾いた古巣フェラーリのアドバイザーとして招かれたのが90年代。その頃は既に余生だったのではないか。

彼が現役だった頃にしのぎを削って争った幾人かのF1レーサーが事故で命を落とし、映画『ラッシュ プライドと友情』でも好ライバルとして描かれたジェームズ・ハントも引退してから早逝してしまった。
それを思い起こせば、彼は自らの人生を生き切ったかもしれません。
フォト ハント(右)と。

シューマッハが「皇帝」になるずっと以前に、サーキットにはラウダという「帝王」が君臨していた。
僕の小学生時分、スーパーカーブームが世間を席巻し、F1グランプリが初めて日本に来た1976年、彼は既に「不死身の男」として、アントニオ猪木、掛布雅之と並ぶ男子たちの3大ヒーローのひとりだった。

モータースポーツに胸躍らせた者のひとりとして、最大限の敬意をもって彼の冥福を祈らずにいられません。

彼が登場する映像で一生のマスターピースはやはりドキュメンタリー映画『グッバイ・ヒーロー』だ。
『GRAND-PRIX Requiem』という原題の通り、今とは思いも寄らないくらいに当時は危険な世界だったのかが彼の事故、復帰を中心に映し出されていく。
矢沢永吉の音楽も素晴らしいので、おまけでこれを。。。
「Take It Time」
https://youtu.be/z4Zp_06bB60


■元F1世界チャンピオンのニキ・ラウダが急死
(AUTOSPORT web - 05月21日 11:41)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=186&from=diary&id=5628182


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