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2019年04月13日21:48

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《落語》ミュージカルな噺家と、当代隋一の一之輔

10連休の予定が着々と埋められてきた。どこにも旅行へは出掛けずに細切れのプラン。
イベントの中心は、どうやら「平成最後の大掃除」げっそり
嫁いだ長女も参加しての断捨離を企図しているワイフさん。さて、どうやって抜け出そう。
ということで政府主導の10連休は「うれしくない」派。
休みは自分で決められる。
混雑と旅行会社上から目線のスーパーゴールデンウィークは、ただのひとつも嬉しくない。
フォト
《三遊亭究斗「祝☆赤坂で五周年!ミュージカル落語まつり!5」》(赤坂区民ホール)
ミュージカル落語家・三遊亭究斗を初めてみたのは数年前の落語会。
何人かの噺家のうちの1人で、高座の中で「自分は劇団四季出身」と、落語の力量はそれほどでもないのに、いきなり高座で唄い出したその歌唱力に驚いた。
5回目となるミュージカル落語まつりとやらの存在すら知らなかったが、チラシに載っていたゲストに飛びついた。
13日・一之輔、14日・松之丞。
いずれも、落語界・講談界にとって、若手ながらも間違いなく今後の演芸界を背負って立つ超実力派。両日とも食指が動いたが、判り易さから一之輔をチョイス。
全くもって見事であった。

《セトリ》
開口一番『たらちね』(三遊亭ぐんま)
『ドレミの唄』(三遊亭究斗)★2.
→2日間とも前売りでソールドアウトとなったミュージカル落語まつりのホストである三遊亭究斗が、近況や開催に至る歴史や苦労をまくらに、ドレミの唄をディテールにした、それほど面白くない小話。これでオオトリを務めることになるが、大丈夫なのだろうかと、そう感じていた。
『あくび指南』(春風亭一之輔)★5.
→お見事である。「究斗兄さんのあと、ゲストの立場では出にくい」というマクラの気持ちが良くわかる。究斗マニアが多く集うホールにも、やりにくさをうかがえるが、やはり名人クラスは一味違う。
寸分のスキなくまとめた『あくび指南』、BRAVOである。
『トークショー』(究斗&一之輔)
→一之輔41歳に対して、究斗56歳。究斗が話題を振って一之助が巧みにまとめるトークで、中入り前のひと時をしっかりと纏めていた。
(中入り)
『サウンド・オブ・ミュージック』(三遊亭究斗)★4.5
採点の多くは、三遊亭究斗のミュージカルな歌唱力へ捧げる。
中入り後の幕があくと、舞台にはピアノ、チェロ、オーボエの3人。
ミュージカル、サウンド・オブ・ミュージックの代表曲数曲を演奏ののち、究斗がステージに立ち『落語:サウンド・オブ・ミュージック』が始まった。
タイトルソング『The Sound of Music』はもとより、名曲『Edelweiss』まで、元劇団四季アクターの究斗が、落語の実力とは対極のみごとな歌唱で聴かせてくれた。
落語の展開はどうでもいい感じで映画のストーリーをなぞりながら、小学生向けのダジャレを連発する。
さらには最後の重要シーン『So Long Farewell』は「時間の関係で」(究斗談)カットされてしまったため、ストーリーを知らない人は何が起きてエンディングとなったのかわからんちんのままFINAL手(グー)
落語だけなら★1-2クラスなのに、ミュージカル落語家・究斗の魅力は不思議と伸びて★4.5指でOK
何なら、もう一度『レミゼラブル』の回で観に行ってやるドル袋
ただ落語としてはかなりいただけないので口直し。連休中に立川流の本格落語を観ることにした。



■10連休「うれしくない」4割=家事も仕事も「休めない」
(時事通信社 - 04月13日 13:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5579823
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