最初に写真撮影について。
団体ウェブサイトに予約を入れた際に問い合わせてみたところ、三脚使用はご遠慮ください。着席での観戦をお願いします。という返事。
こりゃあずいぶん窮屈な撮影になるな
とりあえず自由席の最後列の見晴らしのいい席を場所取りして、こっそり立って撮るか。
持参したのは、いつものいちばん大きい「ナナニッパ」である。これをずっと手持ちで撮るのはなかなか骨だ。頑張ろう。
ところが会場に来てみれば、椅子席の後方で平気で立って見たり、撮っている方達が何人もいるではないか。一昨年のWAVEの興行と違って、それを咎めるような感じでも無いし。な〜んだ
リングサイド席からの方が接近して撮れるのだけど、後方の方が自由に位置取りできるが、ロープが顔をしばしば遮ってしまうのもこのポジションのお約束だ
さて第3試合。
タッグマッチだったのだけど、この試合でのお目当は、本職(?)が忍者アクションタレントという異色のキャリアを持つ「茉莉」選手。
僕は以前に違う団体に居た頃から注目していた。
アニソンっぽいアッパーでハイトーンな入場テーマに乗って、マントを翻し野太刀を持っての入場がカッコいい。
パートナーは清水ひかり。
対戦するのは川畑梨湖(左)&松井珠紗。この2人も名鑑に載っていない。
松井選手がリングインした時に素晴らしいダンスを披露して、いかにもアクトレスの選手らしいな、と思ったのだけど・・・
茉莉選手の寝技。決してエロ目線ではありません(笑)
異変が発生したのはこの後だった。茉莉と対していた松井が突然うずくまって足首を抱えている!
茉莉もレフェリーもアクシデントを察知してすぐさまゴング。判定は「レフェリーストップ」
リングサイドの選手たちや、本部席に居た堀田さんも駆け寄って介抱。場内騒然。
僕も昔からプロレスを何回も見てきたけど、こういう経験は初めてです。
松井選手はロビーまで運ばれ、そこから救急搬送。
あらためて、プロレスは決して「振り」だけのアクションショーではないのをまざまざと見せつけられた思いです。
生身でぶつかるものだから、怪我のリスクは常にある。だから選手は様々な練習をするし、テクニックも求められる。松井選手には気の毒だけど、いささか未熟なところもあったのかもしれない。(後に、場外に落ちた時のショックによる骨折と判明)
事態が事態だけにかなり長めのインターバルを取り、ようやく始まったのがメインイベントの6人タッグマッチ。
アクトレス創設メンバー、安納サオリ&本間多恵&角田奈穂に対するのは去年デビューしたばかりの高瀬みゆき&関口翔(かける)&有田ひめか。
安納は団体のエース。タイトル保持者だけに女王の風格たっぷり。
一方後輩トリオで最も意気盛んなのが高瀬。
精悍な反面、弾けるような明るい笑顔もチャーミング。ちなみに彼女は泉南郡の出身である。
有田も体格(170cm)を活かしたパワー溢れる試合振り。
関口も負けてはいない。ショートカットのボーイッシュなキャラは、かつて全女に居たHikaruを彷彿させるものがあります。
小橋健太か、小島聡を彷彿とさせる高瀬の高速チョップが安納を見舞う。
年明けにタイトルマッチのふたりが火花を散らす!
とにかく、6人が発する声(気合い)、マットに響く音の大きさが会場にこだまして、それまでの3試合と全く違う。試合もめまぐるしく展開し、会場もどんどんヒートして、それまでの浮き足だった雰囲気が見事に吹き払われた。
やっぱりメインに立つべき選手と、前座試合との違いがそこにあるな、とつくづく思う。
しかも試合は「後輩軍」の勝利。
三年前の初期ウイメンに去年デビューの選手達が挑んだ世代闘争なんて若い団体らしい。だけどそれが熱い活気をもたらしているのがこの団体の良さだと思わされたのです。
最後は再び勢揃いして。
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