大阪の飲食激戦区にして、個性的で味のレベルの高い店が軒を連ねる界隈、福島。
自分はここ数年まったくご無沙汰だったのです。飲みに出るなら、キタなら天満。あるいはミナミの「裏なんば」ばかりになってたし。
それが、「ひょんなこと」から再び出向くきっかけが出来たのです。
先日の、サイクリングコミュで自分が引率した「お参り&お花見」ポタリングで昼食の場所に立ち寄ったのがこの界隈。
実はこの時、どのお店にするかは全くのノープラン。そして皆さんで思案していたのが「ホテル阪神大阪」の前。
どこに入ろうか?と考えあぐねた時に目に入ったのが、この南端にある横丁。
何かあるんじゃないか?と勘が働いた矢先、女性メンバーN嬢が「良さげな店があるみたい」と言われて入ってみれば・・・、ああ、確かにあるぞ。
ランチメニューも設定されている。小洒落た店の割りには安い。しかも、聞けばメンバー9人全員入れるという。渡りに船だ、さっそく皆さんを呼んで、首尾よく会食と相成りました。
注文したのは、ジンジャーポーク載っけご飯。美味しい。
オプションのスイーツも良かったと、注文されたマイミクさん。あ、しまった。自分も頼むのだった
〈 ヴェルヴェット・ヴァーゴ〉
6455-5005
http://www.velvetvirgo.com/
このお店だけではなく、同じ横丁にある「新島水産」なるお店も気になってしょうがなかったのです。淡路島の海産物とお酒が中心の品揃え。というコンセプトに。
そしてもう一軒、良さげな餃子屋さんの看板にも惹き寄せられた。これは日をあらためて行かねば!と、先週の土曜日に映画を観た帰りに再訪した。
餃子屋さんの名前は「マルジー」
6人が座れるカウンターと、テーブル席が3つという小さな店内は小綺麗で、とても餃子屋さんとは思えない。
しかも安い。餃子10個に突き出し風の小鉢が3つ、それにグラスビールでたったの千円!
餃子の味も悪くない。自分が座ったカウンター越しに厨房で作業されているチーフ(?)さんの手つきを見ると、どうやらオーダーされてから餃子を仕込んでいるみたいだ。もちろん手早い技で。
このお店の特徴は「肉味噌タレ」。
それを塗って食べるとさらに美味しい。もちろんふつうのタレも用意されている。
こんな餃子もある
今度のお楽しみに?
土曜の夜の9時ごろという時間は、飲食街にとってはピーク時と言っていいのだろうか?いや、福島という土地柄、オフィス街でもあるから金曜の方が混んでるか?そう思わせたくらい空いていたのが意外。
それは次に入った新島水産も同じで、ガラリと店の引き戸を開けてみれば一階カウンターに座るのはアベックひと組だけ。
だけど、お店の雰囲気は明らかにオーセンティックな割烹で、これはひとりでふらっと来るには・・・と一瞬腰が引ける、
それに怯まず(笑)、いちげんさんらしく端っこの席に座って、貝の焼き物セットと、淡路島の地酒「千本一」を一合。自分は淡路島の地酒というと「都美人」しか知らなかった。まだ他にも蔵元があったのか。聞けば「都美人」は南あわじ市で、「千本一」は東浦。そう、あの物議を醸してる「巨大観音像」の手前(笑)
さらに聞けば国道沿いにあるという。それじゃあ「アワイチ」のルート上じゃないか。知らなかったなあ〜。味は、海辺の蔵だけに酸味が強いきりっとした辛口。
小さな炭火焼きセットがネタの貝と共にカウンターに持ち込まれ、え!?これからどうしたらいいの?と思うが早いか、店の方が素早く段取りして直々に焼いてくれる。これはちょっとした「お客様気分」だ
ハマグリにアサリにホタテにサザエ。焼きたての、もっちりとした貝の身を食べながら杯を重ねる。これは家呑みでは味わえない気分だ。いいなぁ。
お酒をおかわり。
今度は「都美人」だけど、このブランドは売っているのを見たことがない。これも、ここのお店しか飲めない味?
値段はあくまでも割烹のそれなので、むやみに追加注文せずにこれだけで切り上げた。シブチンでごめんなさいネ
にもかかわらず、お会計してから「お土産にどうぞ」と頂いたのは、なんと淡路産の新玉ねぎ!
これにはびっくりだ。
もちろん後日に食べました。さすがに甘みたっぷりで美味しかった。
こうのもある。
今度はこれを頼もう。
結局、2軒ハシゴして五千円程度。いい飲み歩きができました。次回はいつ行こうか?
〈 マルジー餃子 〉
6454-0702 (日曜休)
〈 新島水産 福島店 〉
6458-3305 (日曜休)
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270108/27071678/
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