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2018年03月17日22:43

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久々のタケシくん! 映画「恋するシェフの最強レシピ」

実業家のルー・ジン(金城武)が名門ホテル買収のため、上海へやってきた。
レストラン部門の調査で、腕利きのシェフの作る料理を次々に試食。

しかし、彼は世界中の料理を味わい尽くした「絶対味覚」の舌を持つ男。
加えて、高慢で冷徹。
材料も手間も贅を尽くした料理をぺッと吐き出して、ダメ出しの連続。

これほどの豪華な料理でもお気に召さないとは・・!?
ホテル側はやはり味覚も嗅覚も人一倍敏感な、見習いシェフのションナン(チョウ・ドンユイ)に料理を託すことに。

ションナンが作った、えもいわれぬ味と、意外な材料とのハーモニーに、ジンの舌がうなる。
彼は次から次へと「お題」を提示して、それに沿った料理をリクエスト。
すると打てば響くように、料理が繰り出されてくる。
ションナンの腕を振るったその料理は調理室と、ジンが滞在するホテルの1123号室を行き来するが、ふたりは直接顔を合わせることはない。

しかし・・ふたりはすでにそれと知らずに出会っていた。
ションナンがふられた友人に同情して、その相手の男のクルマに嫌がらせの落書きをしていたところ、なんと駐車場のフロアを勘違いしていて、自分が落書きしていたのが、ジンの高級外車。
さらに、泥酔したションナンを行きがかり上、介抱するものの手に負えず、スーツケースに押し込んで放置しようとするジン。
おかげで彼は不審者扱いで夜中に留置場へ。
当直の警官が夜食のインスタントラーメンを食べようとしていたところ、ラーメンにもグルメなジンは、お湯加減もゆで時間にも口を挟まずにはいられない。

顔を合わすたびにトラブルつづきのふたり。
だが、ションナンは先に、1123号室の宿泊者が、ジンだと知ってしまう。
ジンのほうも見事な腕前の料理人の正体を知りたくて探ろうと追うのだが、ションナンはうろたえて逃げるばかり。

ついに料理人がションナンだとバレてしまう。
しかし、極めた食がわかるふたりは、次第に心が通じ合い、ホテルでのリクエストのほかに、富豪のジンがションナンのアパートに通って料理を作ってもらうことに。
ただ、絶望的に散らかったションナンの部屋には絶句するのだが。

「資産っていくらぐらい?」
「300億かな」
「・・・」
「米ドルでだ」

ションナンがこのアパートに住んでいるのは、美しい夕日が見られるから。
でも残念なことにその時間帯には、調理室で多忙を極めていつも立ち働いているのだ。

ジンとションナンの間はいい雰囲気になるが、ジンにはもともと専属の料理人がいた。休暇を終わってもどってきたのは、超美人で凄腕のシェフ(リン・チーリン)だった・・。


金城武の主演映画が日本で公開されるのは「捜査官X」以来、なんと6年ぶり。
ああ、6年間も待ってたよ(長澤まさみとも共演している「太平輪」も早く日本公開してくれよ~)。
今回の映画は、とても楽しいラブコメディ。
頑固で傲慢なやり手実業家のジンと、18歳年下でおっちょこちょいで片付け下手なションナンという、違いすぎるふたりが、誤解と反発を繰り返しながら、恋仲になる、言ってしまえば少女漫画のようなストーリーではあるけれど、絢爛豪華な料理やそれらをつくるシーンは、あまりの美しさ、そしておいしそうな仕上がりに、目が釘付けになる。
そして、随所にはさまれる笑えるユーモラスなシーンに、映画館内でも爆笑が起こる。
わたしの隣には60代か70代初めぐらいのおっさんがすわっていたけれども、彼にも大ウケでしたよ。
エリートのジンがずっこけたり、ションナンがアホなドジを繰り返したり、とにかく見ていて楽しい映画でした。
変貌する大都会・上海の風景も織り込まれ、
ションナンが愛してやまない美しい夕焼けを、ジンとふたりで見るラストはとても心温まるシーン。
また、ふたりがなぜか?傘をさしてバスに乗り込む幻想的で摩訶不思議なシーンも、心わくわくさせられました。

そして何より、オトコマエの武くんを堪能できるのが、ファンにとってはたまらないです。ふふふ=^・^=
(3月14日、シネマート心斎橋)
 
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