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2017年09月22日13:15

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ここで、大阪でも修行をした中華の専門調理師の私が登場

「炒飯(チャーハン)」を「焼き飯」と呼ぶのは、ラーメンを支那そば、或いは、中華そばと呼ぶのと同じ。
また、「焼き飯」は、西洋のピラフも含まれる。

タンメンは漢字で書くと「湯麺」で、つまり、ラーメンの別称。
レストランのラーメン類は、メニューには写真入りで「湯麺」と書いてあり、オーダーを通す時は、「◯◯タンメン」だった。

大阪で冷やし中華を「冷麺」と呼ぶのは、大阪に多く居住する朝鮮人の影響で、私が働いていた中華レストランでは「涼拌麺(りゃんぱんめん)」と呼んでいた。
お客さんは、「冷麺」と呼ぶのが大多数で、少数の「冷やし中華」と呼ぶ人が居た。
「冷やし中華」と呼ぶ人は、気取りの無い人だった。

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■【関西の議論】チャーハン、関西人は「焼きめし」、冷やし中華は「冷麺」…あの「タンメン」食べたのはわずか20%
(産経新聞 - 09月22日 11:07)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=3&from=diary&id=4777831

日本の食文化は東西で異なる。好まれるのは東がこい口しょうゆ、西がうす口しょうゆ、うどんは西、そばは東…。日本料理だけでなく、中華料理の呼び方やメニューにもそんな違いがあるのではないか。そんな思いから、大阪・ミナミ(大阪市中央区)で30人に東京などで言う「チャーハン」と「冷やし中華」を何と呼ぶか、また関東で広く知られる麺料理「タンメン」を知っているか尋ねてみた。その結果、「チャーハン」を関西風の「焼きめし」と呼んだのは過半数の18人。また「冷やし中華」を関西風の「冷麺」としたのは6割以上の19人を占めた。一方、タンメンを食べたことがあると答えたのは、わずか6人(20%)だった。(張英壽)

焼きめしは「家庭」、チャーハンは「外食」

 「大阪やったら、焼きめし。大衆的な中華の店に行ったら、焼きめしというやろ。お好み焼き店でも同じ。子供の頃、焼きめしとしか言わなかった」

 3つの質問をしてみた大阪・ミナミの街頭。大阪府貝塚市の男性会社員(47)はそう言い切った。

 チャーハンか焼きめしかの質問では、先入観を持たれないよう画像を見せ、何というか答えてもらう方式で行った。炒飯と書いてチャーハンと読んだり、焼きめし、焼き飯、焼飯、やきめしといった表記がされたりするが、ここでは、チャーハン、焼きめしに統一する。

 質問した30人に画像を見せたところ、即座に「焼きめし」と答えたのは7人だったが、最初「チャーハン」と答えたものの、よく聞くと「外や店では『チャーハン』だが、家では『焼きめし』と呼ぶ」などと答えた人が9人いた。さらに「両方使う」「どっちでも」と回答した2人を入れると、18人が「焼きめし」となり、純粋に「チャーハン」としたのは11人だった。「日本語と中国語の違い」と答えた人が1人いた。

 チャーハンと焼きめし。同じ料理を指しているが、焼きめしには家庭、チャーハンには外食のイメージがあるようだ。

 大阪市生野区の男子大学院生(26)は「チャーハンは(中華料理店で皿に盛られた)丸い形のイメージで、焼きめしは(そんな形にできなくて)べたっとしている。チャーハンは店の味で、焼きめしは家庭の味」と話した。

 堺市美原区の男性会社員(52)は「中華鍋を振ってつくるのはチャーハンで、フライパンでつくるのが焼きめし」と表現した。

 また兵庫県西宮市の30代の女性会社員は「焼きめしは家でつくるもの。余った食材を使い、調味料は塩、コショウ。チャーハンは豚とか卵、しょうゆを使う」。大阪府河内長野市の男性会社員(55)は現在はチャーハンと呼んでいるというが、子供の頃を振り返り、「昔は焼きめしで、冷蔵庫の残り物を使った。チャーハンと言うようになったのはここ10〜20年」と語った。

 かつて大阪では焼きめしにソースをかける習慣が定着し、その当時を懐かしく思い出す声もあった。

東京メディアの影響で「チャーハン」広まる?

 「焼きめし」への愛着の声が多く出たが、チャーハン派からは違う意見も聞かれた。

 「チャーハンのほかに言い方はない」と答えた大阪府東大阪市の男性会社員(37)。「家でつくるときもチャーハン。小学生の頃は焼きめしと言っていましたが、外食店では『チャーハン』と書いてあり、それで…」と答えた。

 堺市北区の男子大学生(21)は「母親は焼きめしと言いますが、僕は子供の頃からチャーハン。お店に行って『焼きめし』と書かれていても、チャーハンと言います」と断言した。

 関西ではかつて焼きめしと呼ぶのが一般的だったが、マスメディアの影響で、東京などで一般的なチャーハンという呼称が広まったとみられる。

 親が転勤族だったという大阪市天王寺区の男性会社員(25)は「大阪では『焼きめし』が多いけど、ほかの地方はチャーハンなので、違和感がある。友達と中華料理店に行って周りは『焼きめし』と注文するけど、僕はチャーハンと言って注文します」と打ち明けた。

 「焼きめし」を売っている店側の思いはどうだろうか。

 大阪府豊中市のラーメン店「南ばん亭」は、「白ラーメン」などとともに「焼めし」(500円)が看板メニューになっている。

 この店の品書きは「焼きめし」ではなく、「焼めし」だ。刻んだチャーシュー、ネギ、卵などが入ったごくシンプルなもので、ある日の夜、店を訪ねると、次々に注文が入っていた。店長の村岡伸三さん(40)は亡父の跡を継いでサラリーマンから転身し、約10年前からこの店を切り盛りしている。

 村岡さんは「父の代だった約30年前、捨てていたチャーシューの端っこの部分を使って『焼めし』を始めたんです。子供の頃から『焼めし』と呼んできた。この言葉にこだわりがある。チャーハンにしようと思ったことはない」と断言し、こう言葉をつないだ。

 「常連さんは『焼めし』と言ってくれるんですか、チャーハンと注文するお客さんには、『焼めしですね』と聞いてしまう」

コンビニで浸透「冷やし中華」…タンメンは「?」

 ミナミの街頭調査では、東京で言う「冷やし中華」の画像を見せると、30人のうち19人が「冷麺」だった。冷やした中華麺に、キュウリやチャーシューなどを載せた夏定番の料理だ。

 「これは冷麺。冷やし中華と書いてあったとしても、私は冷麺と言います」と話したのは大阪府泉大津市の男性会社員(47)。東京では通じないと伝えると、「それは知らなかった」と答えた。

 最近は関西でもコンビニエンスストアやスーパーで「冷やし中華」として売られていることから、名称自体は多くの人に知られていたが、東大阪市の男性会社員(37)は冷やし中華という名称を知らなかった。

 ただ冷麺と表現すると、焼き肉店で出てくる韓国発祥の冷麺と同じになってしまうが、大阪府河内長野市の男性会社員(50)は「焼き肉店で中華の『冷麺』が出てくるはずがない」。焼き肉店の冷麺については、「韓国冷麺」とする回答も複数あり、言葉の前に「韓国」をつけることで区別しているようだった。

 一方、東京など関東でポピュラーなタンメンを食べたことがあると回答したのは東京の生活経験者を含む6人。ただ、うち3人は「記憶がうっすらしている」「出張で食べた気がする」というはっきりしない答えだった。塩味のスープと麺に、もやしやキャベツ、豚肉などを炒めて載せた料理で、店によっては具が文字通り山盛りになっているが、大阪の中華料理店メニューではあまり見かけない。

 街頭調査では、「知らない」「食べたことがない」「見たこともない」という声が続出。同じく野菜を多く使う「チャンポン」や、名前が似ている「タンタンメン」「ワンタンメン」と勘違いする人もいた。大阪市住之江区の男性会社員(55)は「チャンポン?もやしラーメン?野菜ラーメン?五目ラーメン?」と次々に推測したが、正解はなかった。

「王将」焼めし、「ぎょうざの満洲」チャーハン

 これだけ文化が違う関西と関東で店を展開する中華料理チェーンのメニューはどうなっているのだろうか。

 「餃子の王将」のホームページ(HP)で、「北陸・東海・関西・四国・中国(鳥取・島根・岡山)」の基本メニューを見ると、「焼めし」と記されていた。麺類では、チャンポンや五目そばはあるが、タンメンはない。北海道・東北・関東・信越のメニューでも同様だった。

 店舗を展開する王将フードサービス(本社・京都市山科区)によると、「餃子の王将」は昭和42年に京都市で創業。直営店、フランチャイズ店を合わせ今年3月末で717店がある。同社の広報担当者は「基本メニュー以外に、店によって独自のメニューもある。『焼めし』は基本メニューなのでそう呼ぶようになっているが、タンメンはメニューに入れることは可能」と話した。

 一方、昭和39年に埼玉県で創業し関東に78店、大阪、兵庫に8店の計86直営店を展開する「ぎょうざの満洲」(本社・埼玉県坂戸市)。関西の基本メニューをみると、チャーハンと書かれていた。またタンメンが盛り込まれる一方、五目そばやチャンポンはなかった。同社は平成24年に関西に初出店しており、広報担当者は「基本メニューは関西でも関東でもほぼ同じ」と説明した。

東京「タンメン」に対し、関西は「五目そば」

 全国中華料理生活衛生同業組合連合会会長で、大阪府中華料理業生活衛生同業組合理事長の小林芳春さん(84)は、昭和33年に大阪・梅田で中華料理店を始めた業界の重鎮だ。

 タンメンと五目そばについて小林さんは「タンメンは東京ではどこの中華料理店に行ってもあるが、大阪で扱っている店はほとんどない。逆に東京では五目そばが少ない」といい、「タンメンのような料理を大阪では五目そばと呼んでいるが、具は少し違う」と話す。タンメンはもやしやキャベツ、豚肉を使うが、五目そばはエビやイカ、白菜などが入っている。またタンメンは具を炒めるのに油をふんだんに使うのに対し、五目そばはさっと炒めるか炒めずに麺にのせるという。

 小林さんは「野菜系ラーメンは、東京ではタンメン、大阪では五目そばになる」と分析した。

 焼きめしとチャーハンについては「焼きめしは戦前から使っていた言葉。昭和30年代に店を経営していたときもそう呼んでいた。45年の大阪万博の後、40年代終わりから50年代にかけチャーハンが増えていった」と振り返った。また、「焼きめしというのは、日本人にわかりやすくするための言葉で、本来の中国語は炒飯と書く。中華料理が普及し、本来の字が広まった」と指摘した。中国語の発音はチャオファンで少し違うが、チャーハンを炒飯と記す店は多い。

 大阪で依然として「焼きめし」と呼ばれていることには「大阪の人にとってチャーハンはちょっと気取ったイメージがあるのでは」と推測した。冷やし中華と冷麺については「大阪では冷麺という店が多い。冷やし中華というと冷たいラーメンのようなイメージがある」と打ち明けた。

 小林さんによると、中華料理は昭和30年代にはギョーザやラーメン、焼きめし、やきそばなど大衆的なメニューが普及。40年代後半からエビチリや麻婆豆腐、チンジャオロースなど高級料理が一般化していったという。
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