mixiユーザー(id:2615005)

2017年03月09日21:51

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ミクの日ですね/滞在中の読書

ミクに帰依してから6回目のミクの日だ。月日が流れるのは早いなあ。東京で買ったお宝を。
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2016レーミクちゃん。シンガの自宅に持ってたのを忘れてた。 ナチュラルミクのぬいぐるみ。

東京との往復や滞在中に読んだ本です。
・あと千回の晩飯 著:山田風太郎
大好きな作家のひとりだ。小説はたぶん全部読んでいる。エッセイも半分くらいは読んでいるが、本書は数少ない未読本だった。
晩年の筆者が闘病や食事について語る。普通なら読む気にならないような内容だけど、この人が書くと何やら妙に面白いのだ。小説がやたらと面白い人はエッセイも面白い。エッセイが面白い作家といえば、筒井康隆もそうだな。人間を突き放して観察する感じが似ているかも。

江戸川乱歩の葬式レポートが興味深い。参列者のほとんどが愛読作家や知っている名前だ。
死を見つめ老いを語る文章なら暗くなりそうなものだが、ひょうひょうとした明るさを感じる。洒落者は最後までお洒落だった。晩年はこのように過ごしたいものだ。★★★★

・夢判断(61)作:久野四郎
神田で入手した銀背だ。短編が二十編ほど収録されている。
専業作家ではなく、サッポロビールの宣伝部長だったらしい。

SF黎明期を支えた巨人たちは、ほとんどが浮世離れした知識人だ。作者は地位のある社会人だけあって、味わいが同時期の日本SFとはかなり違う。俗っぽいのだ。悪い意味ではない。ごく普通の日常に不可思議な現象が舞い降りるというパターンが多い。
催眠術を使って疑似海外旅行を演出し、旅行費用をだまし取るーーなんてのは、いかにも昭和のSFだなあ。洒落たアイデアとブラックな味わいは半世紀前の作品とは思えない。発想の飛躍はブラウンやシェクリイに及ばないが、ああいう系列の作品集だ。下世話な星新一というか、品のない藤子Fというか。あまり褒めてないようだけど、こういうタイプはけっこう好きだ。

福島正美の友達だったが、職を捨ててSF界に来ることはなかったらしい。デビュー作品集がこのクオリティなら、才能はかなりのものだ。惜しい。★★★★


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