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2017年02月25日18:41

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雪ミクぬいぐるみ/『妙なる技の乙女たち』『歌う船』

可愛いぬいぐるみたちの写真で癒されてください。
フォトフォト
(写真右)今回の雪ミク、トウィンクルスノウ。
(写真左)歴代雪ミクピラミッド。下段左から、13年いちご白無垢・14年マジカルスノウ・15年スノウドロップ。上段左から、16年スノウオウル・17年トウィンクルスノウ。来年はどんな子がここに加わるんだろう。

女性つながりのSFを二冊レビューします。
・妙なる技の乙女たち(08)作:小川一水
私が持っているのは11年に刊行された文庫版だ。同じ設定による八編のオムニパス集である。

近未来、軌道エレベーターが設置された赤道直下の人工島では、若い女性たちが様々な職種で活躍していた。どの道を選んでもたやすくはないが、ピンチをガッツと機転で乗り越えていく。
どの作品もキラリと光るアイデアが使われている。背筋のピンと伸びた彼女たちに拍手を送りたくなる。様々な民族が集う南の島は、私が住んでいるシンガポールを思わせて楽しい。

第一話『天上のデザイナー』は宇宙服デザインを巡る話だ。純粋な創意がまっすぐに実を結ぶとは限らない。苦い現実ではあるが、もちろんヒロインはこんなことではへこたれない。
第三話『楽園の島、売ります』は住宅開発業。最もアクション性が強く、緊迫感に痺れる。
ほかにも海上タクシー運転手・多国籍保育所・彫刻家・軌道エレベーター乗務員・宇宙食製造業などさまざまな分野で奮闘する女性たちは爽やかで魅力的だ。

第八話『宇宙でいちばん丈夫な糸』は少し毛色が変わっていて、アメリカの田舎が舞台だ。依怙地な発明家を女性社員が口説き落とそうとする。メインテーマが上手く本筋にからんでいる。二人のキャラもいい。
粒ぞろいでした。★★★★★

・歌う船(69)作:アン・マキャフリー
優れた頭脳を持ちながらも不自由な体に生まれたヘルヴァは、脳を機械に接続したサイボーグ宇宙船として生まれ変わる。少女の心とチタニウムのボディを持つ宇宙船が活躍する。
船は「筋肉」と呼ばれる人間のパートナーを乗せて勤務に就く。で、ヘルヴァは恋に落ちる。

アンドロイドと人の心をテーマにする話はよくあるが、本作は視点が正反対で、外見は機械でも中身は完全に人なのだ。こういう環境で少女の精神を完全に保持していられるだろうか。疑問が湧かなくもないが、思考実験としてはユニークで興味深い。ヘルヴァが必要以上に感情的(人間的)なのも、SFと少女小説の合体みたいで、妙な味がある。嫌いではない。

宇宙船建造費は、個々のサイボーグ船たちの借金になっていて、任務で稼いで返済せねばならない。なんか昔の女郎みたいだな。連作短編形式なので読みやすい。ミッション解決にはあまり斬新なアイデアは出てこないが、引き締まったプロットはなかなか読ませる。
最終章は会話ばかり続いてなかなか出発しない。サブタイトルでバラしているので書いてしまうが、この会話は痴話喧嘩だったのだ。続編があるそうだが、綺麗に終わってるのでこれ以上読みたくない。★★★★

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