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2017年01月17日23:39

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新作タイガーマスク/キャプテン・フューチャー17と18

・タイガーマスクW(9話まで)
新作が放映されていることを知り、BJさんに借りて見た。現代にあの話をどうやってリメイクするのかと思ったら、なかなか上手く作ってある。少なくとも「2世」よりはるかにマシだ。
悪徳エージェントのミスターXが巨乳美人ミスXになっている。タイガーと名乗るレスラーが二人出てきてドラマを盛り上げる。第一作のタイガーが半世紀前のレジェントとして語られるのがオールドファンとして嬉しい。やっぱり2世は無かったことになってるのね。そりゃそうだな。
その昔、プロレスは超人同士が戦う神秘の空間だった。さすがに現代にそんなファンタスティックな設定は持ち込めない。とはいえ完全なショースポーツとして扱うと、「タイガーマスク」とは呼べなくなる。そのへんの匙加減が絶妙で、いまのところ楽しく見られる。「グッズを売って儲ける」「オフィシャル以外は認めません」などという展開がリアルでいい。地方レスラーのふくわらマスクなんか、旧作では望めない良いキャラだ。今後も楽しみだ。★★★★

創元文庫の九巻を一気に読んだ。野田さんの文章は読みやすいなあ。

・フューチャーメン暗殺計画(44)作:ジョゼフ・サマクスン
第17作。キャプテンが爆発に巻き込まれて記憶喪失になってしまう。爆弾を仕掛けた悪徳企業家は三文役者をフューチャーに仕立てて悪事をたくらむ。
本物が記憶を失って偽物が登場する。いかにも大時代な冒険小説的プロットである。こういう話は好きだが、フューチャーには向かない。途中でだれてくる。記憶のないキャプテンが海賊の仲間に入ったりする部分は、けっこう楽しめた。★★★

・危機を呼ぶ赤い太陽(45)
第18作。重要な薬剤を産出する惑星ルウで現地人の反乱が起こった。キャプテン一行は調査と黒幕の逮捕に出動する。
下手すると植民地主義の悪臭が漂いそうなプロットだが、不思議とフューチャーには人種優越的な嫌らしさがない。ハミルトンの作風に加えて野田昌宏のリベラルな姿勢がこのシリーズを上品で高品質な娯楽作にしているのだ。謎が謎を呼ぶ展開と惜しげもなく投入されるSFガジェットは、ハミルトンの真骨頂である。終盤の意外性は、最高に盛り上がる。不覚にもラストの数行で泣いてしまった。今風にいうと「フラグは立っている」のだが、それでも感動した。70年前のスペオペで泣かされるとはなあ。卑怯だぞ、ハミルトン(笑)。最高じゃないか。★★★★★
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