1ヶ月ほど前からワイフさんに告げられていた「裏庭に蜂の巣ができてるよ
」という課題。
暗に”大きくなる前に獲ってね”と命令しているわけだが、超激務(当社比)が続き放置プレイの日々。
もともと沙弥の十戒を我が人生訓としているから、蚊とG以外の殺生は避けて生きてきた。
夏が来て、庭にはとても美味しそうな菜の花みたいのが咲き乱れ、巣の中に引きこもっていた蜂さんたちが、針をケツにくっつけながら飛び回るようになってきた。
足長蜂っていうやつのようだから、いじわるしなければ害はない。
泰然自若、放置プレイ。
いよいよワイフさんが動き出す。
「害はないっていっても、おじいちゃん(←おいらの父)が触ったりしたら大変だよ。やっぱり巣から根絶やしにしないとね
」
根絶やしなんて単語は、織田信長か豊臣秀吉しか使わないもんだと思っていたので、まさか人間の口から聞くことができるとは。
以前、軒下にスズメバチの巣が出来た時の経験を踏まえ、まずは幸区役所を訪ねて蜂の巣退治の相談をする。←おいらは激務なので、ワイフさんが行動する。
ワイフさんへの答えは、
「アシナガならご自身でとっていただくか、専門業者に依頼していただくことになります。市や区からの補助はありません」
専門家は1つ3万円で獲ってくれるようだが、蜂の巣ごときに3万円も使うなら、四国漫遊の旅をしたほうがずっと良い。
ということで、今夕の作業報告。
外置き湯沸かし器の下に作られた巣を取り囲むように大きなビニール袋(ゴミ袋)で包み、1つ開けた穴から殺虫剤1缶を噴射する、というシナリオ。
ワイフさん、ガムテープとハサミを持って、まるでアウシュヴィッツのようなガス室作りに忙しい。
ハチは夕方になるとみんな巣に帰ってくる。
なるほど、本当にそうだった。
とても器用とはいえない完成品は、ところどころがビヨーーーンとなっていて、蜂さんを閉じ込めているとは思えない。
夕方になると外へ出ていた蜂さんたちが、巣をめざして1匹、2匹と戻ってくる。
しかし、自宅のある場所は不器用なゴミ袋で覆われ、帰る場所もなくした蜂さん。
仕方がなくウロウロと周りを飛び回っている。
この1匹がおいらに迫ってきたので、ワイフさんに助けを求める。
「こいつ、おいらの匂いが好きらしい
」
「変態バチね。」
「もうスプレーでやっつけちゃっていいかな?」
ワイフさんの許可がでないと、何一つできない従順な家奴。
「じゃいいよ。ハチに気をつけてね。スプレーは1缶使い切りだからね」
目の前の足長蜂にスプレーを吹付けると即、草花の中に落ちていった。
ビニールの袋小路に詰まっている蜂たちに気がつかれる前に、いよいよ本丸にスプレーを噴霧。
すると、向こう側から殺虫剤のケムリがで始めて、「出口はこっちだ
」とばかり、ハチが3匹、4匹と飛び出してくる。
ビニールに滞留した殺虫剤は、幼虫から成虫まですべての蜂たちを痛めつけ、死においやった。
飛び出していった蜂たちもジェット噴射の標的となって、あわれ秒殺のように花畑へ散っていく。
スプレーは1回で使い切れ、というドラッグストアからの指令。
ヒトラーになった気分で、スプレーのボタンをがむしゃらに押していた。
気分は最悪
飛び出してきたハチへの噴霧が終わり、蜂の巣退治が終わる。
身の回りの道具を納戸に仕舞い、今日の反省会。
皆殺し、且つ、根絶やしにしたビニール袋は、明日片付けるのがおいらのミッション。
一体、袋の底で何十匹の蜂たちが逝ったのか?
土産話のうんちくに、少しだけ聞かせてね。
顔も性格も!?夫婦が似てくる理由とは
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=29&from=diary&id=4136829
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