「千本桜」には、それほど愛着がない。ミクさんはもちろん買ったけど、リン・レンはもういいかな・・と思いきや、オーチャード紀伊國屋で売っていたので、一年ほど前に衝動買いした。注文するほどではないけど、発見すると「何かのご縁」という気がしますね。で、ずっと忘れていて今日開封した。

二人組 レンなどは一枚で充分

リンちゃんはクリプトン女子の中で四番目に好きだから、丁寧に紹介しよう。

なんか二の腕がムッチリしてるな。そういえば公式ではミクより4センチ低いのに1キロ重かったような。
・石器の世界ペルシダー(1937)
シリーズ五冊目、だいぶ時代が下ってきた。でもまだ戦前だ。
前作で迷子になったドイツ軍人フォン・ホルストの冒険を描く。主人公がドイツ人でも他の主人公と変わったところは、なし。いつものバローズヒーローだ。
大衆娯楽作だから当然ともいえるが、主役カップルは必ず美男美女だ。というかバローズ世界では、「容姿・腕っぷし・性格の良さ」が多くの場合セットになっている。男には稀に筋骨たくましいブ男が敵として登場するが、美女は必ず気品・聡明さ・強さ・優しさを十全に備えている。ブスはその逆である。わかりやすいなあ。
冒険・虜囚・脱走を繰り返すお馴染みのパターンだが、ベタでも惹かれてしまう。躍動する描写と矢継ぎ早の展開に魅せられる。今回の目玉は、「死の森」に棲む白子一族である。食人種だ。人間以外は食べない。陰惨な生活を送ることは何かの罰と考えていて、罰の理由を時たま思い出すが、すぐに忘れてしまう。どうやら地上の罪人が転生した姿らしい。珍しくオカルト寄りの設定だが、深入りせずあっさり流してしまう。
麻痺毒によって人間を生き餌にする翼竜とか、恩義を知るマンモスとか動物キャラも味わい深い。後者は石川球太の「原人ビビ」を思わせる。動物報恩譚というのは、大昔からあるけどね。いつもながら武部イラストは艶っぽい。★★★★
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