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2013年03月15日23:27

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石巻ボランティア

配偶者が3月12日から2泊3日で、宮城県石巻市へボランティアに行ってきた。

勤務先の親会社の「社会貢献室」という部署が、社員から希望者を募っていたもの。
ボランティア保険の加入と、交通費2万円までは支給されるが、アシが出た分は自腹だ。

いちおう、IT企業なので、ボランティアの内容は「パソコン教室のお手伝い」。
配偶者はパワーポイントを教えたり、仮設住宅では、パソコン初心者、ある程度できる人、レベルにあわせてそれぞれ教えていたようだ。

東京から仙台までは東北新幹線だが、そこから先はバスで1時間半ほどかかる。
帰ってきた配偶者は開口一番、「復興、復興、とかマスコミはいうけれど、大量の瓦礫をやっとどけただけ。あとは何もない状態」。
実際に現地に行ってみると、やはり違う。
「まだまだずーっと継続的な支援が必要」という。

仮設住宅の人の話もいろいろ聞いたそうだ。
「津波の前、商売をやっていた人は、家も店も流され、担保になるものをもっていないから、と銀行は金も貸さない。まったくの八方ふさがり」。

親会社が同じで、ボランティアに来ていた仲間には、もうすでに10回以上も被災地に足を運んでいる人もいるそうだ。
「あれはすごいよ、仮設住宅でマッサージをやりたい、と思い立ってタイまで『タイ式マッサージ』を習いに行ったらしいから」。
その彼女、高校生の時に阪神淡路大震災を経験している。きっとそのときの思いが被災地支援に向かわせているのだろう。

配偶者が今回、一番怒り心頭だったのは、
「仮設住宅に総務省からパソコンが2台ずつ支給されているけど、2年たったんで、PCも回線も回収に来るって」という話。
わたしも「何、それ?2年とか言うけど、まだまだ必要でしょ?」と思ったが、総務省の貸与は2年で終わりとのこと。ちかぢか回線も撤去されるとか。
「被災者全員に配る、というわけでなし、仮設住宅のエリア一帯につきたった2台。
集会所みたいなところで使ってる。それぐらい、そのまま使えるようにすりゃいいやろ? しかもオレが行ったところなんか、PCのハードディスクが壊れている、とかで、使われないまま。設置した総務省も修理してくれるわけでもないし、住民で直せる人間はおらんし、『じゃ、オレが修理する!』ってゆうて、預かってきた」
と言いながらNECのノートパソコンをとりだした。
週末で修理して、来週、別のメンバーが石巻に入れ替わりにボランティアに行くので、預けて持って行ってもらうそうな。

配偶者は、石巻にはまた行きたい、とのこと。
お役に立てる機会があれば、いいな。
3日間忙しかったので買い物をゆっくりする暇がなく、おみやげはワカメと、仙台駅で買った牛タン。
牛タンはきのう「ホワイトデーのプレゼント」と言って渡された(^^;
おお、豪勢なお返しだな。
画像は、津波で跡形もなくなった街の風景です。
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