「はだしのゲン」の影響ではないけど、昭和天皇が嫌いだ。アジア全土に災厄をもたらした最高責任者が何の償いもしないのは納得出来ない。
天皇制にも否定的だったが、鈴木邦男先生の著書で上皇が<形式的にやっていた宮中行事を片っ端から廃止し、代わりに被災地や身障者施設への慰問を自分の意思で頻繁におこなった>と言う話を読み、見直した。先祖に朝鮮王族の血が入っていることも明言された。
今上天皇は、先の大戦の話になると必ず反省という文言を入れ、平和を希求する姿勢を崩さない。
知るほどに好きになっていく。「タクシン(タイの元首相)みたいな顔しやがって」なんて言っててごめん。実は陛下の民主主義を強調する発言は、れいわの山本太郎や共産党と全く同じなのだ。天皇と先鋭的な野党だけが庶民に寄り添っている。何たることぞ。
高市は致命的なミスを侵したな。殺人兵器輸出や国民のプライバシー売却・スパイ防止法・無意味な日の丸損壊罪に見てみぬふりを続けてきた大新聞も、麻生による皇室乗っ取りだけは許さない。これを契機に自民党解体が進むと良いのだが。
『伊賀忍法帖』(82)監督:斎藤光正
松永弾正は主君の妻・右京太夫(渡辺典子)に惚れ込む。果心居士は五人の忍法僧を貸し与え、媚薬を入手せんと企む。忍者・城太郎(真田広之)の彼女・篝火(渡辺二役)が原料として誘拐されてしまった。城太郎と五人衆の戦いが始まる。
原作の根来僧は七人だが、人数を減らして忍法も変わっている。金剛坊を演じたストロング小林は、役名が気に入って芸名にしたらしい。他に佐藤蛾次郎や風祭ゆきといった個性派が参加する。
篝火が首を斬られて侍女とすげ替えるなど、猟奇的な描写がそそる。城太郎の奮闘が熱い。
ユニークで迫力はあるが、何かチグハグなストーリーだ。敵の側近と思われた柳生新左衛門(千葉真一)は実は頼もしい味方だが、伏線が無く唐突だ。東大寺焼き討ちは巨大セット炎上の見せ場だが、なぜやったのか分からない。ラストシーンも意味不明。真の黒幕・果心居士は妖怪じみた超越者で殺せないのは分かるが、あまりに尻切れトンボである。



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