ようつべで平山亨の業績を紹介した動画を見て、改めて感心した。大傑作「悪魔くん」に始まって、「ジャイアントロボ」「キャプテンウルトラ」「仮面の忍者赤影」と立て続けにヒットを飛ばし、ライダーと戦隊という半世紀以上も続くTVヒーローの二大潮流を産み出した。
特に藤岡弘のバイク事故による絶体絶命のピンチを、2号ライダー登場という作品の拡大に繋げたのは大英断だった。2号佐々木剛がバイクに乗れないせいで作られた変身ポーズもヒットした。逆境をチャンスに変えるとは、まさにヒーローだ。当時の製作過程がそのまま挫折と成長の物語になっている。藤岡弘の事故が無ければ、ライダーは哀しみをたたえた地味で暗いシリアスな作品になっていただろう。そっちの世界線のライダーも見たかった気がするが、今日に続く大ヒットにはならなかっただろう。
幸運な偶然と思っていたが、平山の藤岡弘の復帰を信じて待つという決断が無ければ奇跡は起こらなかった。非常なビジネス決断がもてはやされる昨今だが、人情が成功につながることもあるのだ。黎明期の先人たちの話は何度聞いても胸が熱くなる。
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