バンコク滞在中だ。昨日は12時間ぐらい爆睡した。朝食ビュフェでベーコンとハムエッグ、牛肉ショートリブなどを白飯で食べる。オレンジジュースが世界一の旨さ。今日は私がネットで見つけたミシュラン星つきレストランで夕食の予定だ。地元人の案内は心強い。
出発前に読んだ小説。
・普天を我が手に 第一部 作:奥田英郎
一週間しかなかった昭和元年に生まれた四人の人物を追う構成らしい。本書は親世代の物語だ。子供たちが十代半ばになったころ、太平洋戦争が始まる。
四人の親は立場が異なり、無名庶民の歴史を興味深く読んだ。庶民と言っても名の通った実力者だが。
北陸のヤクザは周囲に担がれて、政治に関わる。
陸軍の政治将校は、現実を理解できない強硬派に苦慮する。もとミュージシャンの男は、満州で興行師として一旗上げる。女性活動家は共産党員の私生児を生み、キリスト教牧師と再婚する。
バラエティに富んだ人間模様が味わい深い。満州侵略は、日本の百姓が国内で食って行けないからやったんだな。開戦の理由が貧しさだったことは、忘れがちだがしっかり脳に刻んでおくべきだ。戦中戦後の展開が楽しみだ。★★★★
夕方からシーロム通りのLe Duへ。
スクムビットより古い下町で、車が普及する前から賑わっていたので、道が狭い。コースが決まっていて、一品料理はない。魚や野菜を使った前菜が四品・海老や家鴨のメインコースが七品・デザートが四品というボリューム。どれも初めて食べる味で、デリケートでユニーク。二人で2万バーツ(約8万円)も高くない。
タイは庶民食だけで充分旨いが、たまにはこうおうのもいい。
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