野暮用が発生して、三日ほどシンガポールに戻ることになった。あと数時間で出発する。
アニメレビューをしておこう。
「ボールパークでつかまえて」全12話
プロ野球アニメではあるが、ビールの売り子が主人公という異色作だ。めちゃくちゃ面白かった。
ギャル系売り子のルリコと常連客のラブコメを皮切りに、警備員・アナウンサー・弁当屋従業員など球場で働く人々の群像劇がきめ細かく描かれる。モデルは千葉ロッテのマリーンスタジアムだ。今はZOZOか。マジミラの時に観客の群れに出くわしたことがある。今年はついでに行ってみよう。幕張メッセの向かいだし。
ファイルーズあいが演じるルリ子はとても可愛らしい。JKやベテランの売り子も魅力的だ。弁当屋の子もいい。コラボ弁当の回は秀逸だった。基本的に愛と善意に溢れた集団なので、爽やかだ。皮肉な見方しか出来ない記者が感化されるのが痛快だ。もと売り子の女優などコクのある人生ドラマは、ちょっと水島新司を思わせる。
助っ人外国人やスター選手たちのエピソードは本格的な野球ものである。強風や雨はいかにも、と納得した。やはり野球は屋外に限るね。着ぐるみの中の人が素敵だ。11話CS進出をかけた大一番は迫真の盛り上がりとなった。作者が心からプロ野球を愛していることが伝わってくる。消化試合を昇華試合と読み替えるセンスに感心した。最終話が翌年の開幕戦とは洒落ている。
実は昔、年間50試合以上球場に足を運ぶ近鉄ファンだった。本作を見てあの頃の空気を思い出した。
やっぱり野球はいいな。他では摂取できない養分に満ちている。下戸であることに引け目を感じたことはないが、球場でビールを飲めないのが残念だと初めて思った。★★★★★
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