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2024年04月01日16:03

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『仮面ライダーBLACK』後編

『仮面ライダーブラック』後編 27話から52話まで
後半から最終回まで語ります。
特撮ヒーローは出だしが良くても、途中で息切れしてマンネリ化することが多い。本作は違う。ずっと快調でハイテンションだ。前半にも「母性の消えた女性を利用する」など今ならフェミさんに袋叩きにされそうな話があったが、中盤以降も攻めたプロットが続く。28話コガネムシ怪人は金銭欲で人々を狂わせる。バブル時代の風刺が数年後に実現してしまった。31話ヤマアラシ怪人はゲームの世界に子供を引き込む。今やっても通用しそうなアイデアだが、ゲームがファミコンのドット絵なのが時代を感じさせる。32話キノコ怪人の回は全編幻想が続く秀作だ。
怪人のフォルムも快調だ。29話アルマジロ怪人は球体化攻撃が面白い。30話イカ怪人はゲソが長いため、スーツアクターの脚が隠れて、本当に陸上にイカがいるように見える。33話ベニザケ怪人は大口で人を食う。作業員を食べた後ヘルメットだけ吐き出すのが怖い。

35話でシャドームーンが登場する。記念すべき悪のライダー第1号だ。ビルゲニアを秒殺する冷酷さを見せ、掴みは上々である。36話で三神官が大怪人に進化する。本作の敵組織は一貫してブレがない。
37話ケラ怪人は夕張ロケだけど、名所巡りはなし。少しタイアップしてもいいのに。42話ハエ怪人は恒例の再生怪人集合回だが、亡霊という設定だ。テンプレは踏襲しないという決意を感じる。43話クワガタ怪人は高級マンション誘致という80年代らしいネタから、ゴルゴムの地底世界が紹介される。イメージの豊かさに感心した。44話はワープ装着の誤作動でタンスと海がつながる。SF風味の強い秀作だ。

後半は戦闘の激化に伴って、大怪人たちを倒すものの、ブラックも絶命する。クジラ怪人の助けで復活するも、一度は日本がゴルゴムの手に落ちる。ライダーでここまでやるとは。バトルホッパーがシャドームーンに従ってしまうのは、バビルのしもべがヨミに従うのと同じ理論で、感心した。宿命の対決はなかなかの迫力だったが、信彦が悪に染まりきって悩みもしないのは少し残念かな。妹と恋人を捨てるほど創世王の座が魅力的なら、本人に語って欲しかった。51話で地核に向かう創世王を倒し、物語は大団円を迎える。親友を手にかけた苦い勝利ではあるが。52話はおまけである。歴代ライダー紹介とRXの予告だ。とても楽しめた。
★★★★★
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