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2017年12月13日00:26

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マレーシアへ行ってきます/堤未果とコーニイ

本日昼過ぎにマレーシアへ向かいます。KLの空港で相棒と待ち合わせし、観光とミクスポを楽しむ予定だ。わくわく。読書日記を書いていこう。

・核大国ニッポン(17)著:堤未果
原発を大量に抱える日本は非核国ではない。アメリカの核戦略に無関係ではいられない、というのが本書の主張だ。タイトルに「ニッポン」と謳っているわりには、アメリカをはじめとする外国の取材が多い。
オバマさんの「核なき世界」は、空虚なスローガンだったね。演説しただけでノーベル平和賞をあげたのは、どう考えても勇み足だった。劣化ウラン弾による被爆者の話は胸が痛む。イラク人だけでなく、米兵にも放射線障害が続出しているそうだ。呆れたことに、アメリカ人の大半は放射能の恐ろしさを知らないらしい。学校では「二発の原爆で平和をもたらした」としか教えないのだと。はーー。一度自分で食らってみるべきだな。
関係者のインタビューが豊富で、核関連の現在がよくわかる良書だ。★★★★

・パラークシの記憶(07)作:マイクル・コーニイ
「ハローサマーグッドバイ」の続編である。クリフハンガーで終わったので、あの続きかと思った。同じ惑星の話だが、数十世代後の世界が舞台だ。

前作にはなかった設定がいくつかある。男女は別の集落で暮らしている。地球人が資源探索のため滞在している。更にここの住民は先祖から記憶を受け継ぐことができる。記憶は写真のように消えない。だからもう何年も犯罪はなかったのだが、殺人事件が起こる。動機がこの世界らしく、ユニークだ。風変わりな世界で緊迫感のあるストーリーが展開され、なかなか読ませる。
前作で違和感のあった設定が解明される。たとえば住居のそばに、人間を絞め殺す食肉植物が生えているのだ。なぜ引き抜かない?と思いきや、本書では植樹までしている。これにはちゃんと理由があった。

指導力のない首長が宗教の権威にすがるところがリアルだ。アメリカの大統領でもキリスト教をひけらかす奴は全員クズだからな。「宗教は真実の敵だ」よく言った、そのとおりだ。SFらしい飛躍もあり、終盤は凄く盛り上がる。
良い作品だが根っこが恋愛小説なので、二冊で充分だな。★★★★
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