mixiユーザー(id:2615005)

2017年11月15日21:13

244 view

ミク・メイコ水着/『機巧のイヴ』

フォトフォト
続けて「No Logic」めーちゃん。
フォトフォト
小麦色ミクさん。

・機巧のイヴ(2014)作:乾緑郎
新潮文庫なので、危うく見逃すところだった。池澤春奈の書評で教えてもらった。
架空の日本における江戸時代が舞台だ。江戸は天府で、天皇は天帝と呼ばれる。
人間そっくりの美人アンドロイド伊武(いヴ)を巡る物語が展開する。

第一章「機巧のイヴ」は、将軍家主催の闘蟋(コオロギのバトル)が舞台となる。異国情緒ならぬ異界情緒抜群で引き込まれた。アンドロイドSFの王道である。
第二章「箱の中のヘラクレス」相撲が題材だ。天府の相撲は蹴早相撲といって、四角い土俵で行われる。中央で投げ飛ばしても勝敗は決しない。寝技でギブアップさせる展開もある。プロレスですな。伊武が売り出し中の力士天徳を愛する。

第三章以降はお庭番甚内と天才機巧師・釘宮を中心として、貝太鼓役という聞きなれない役職や忍者集団や無宿者たちが暗闘を繰り広げる。伊武はいかな天才でも単独で作れるものではなく、古代の超テクノロジーが基盤にあるらしい。
異界の時代劇ならではの奔放なストーリーを堪能させてもらった。アクションの迫力は傑作ハードボイルドもかくやと思わせる。陰謀や策謀も読みごたえがある。通常の時代小説ではまず不可能な御所が舞台になるのも感心した。
伊武の描写はあっさりしているが、このくらいが適量なのかもしれない。「人間になりたくてお百度を踏んでいる」のが可愛らしい。ぜひ続編も読みたい。★★★★★

1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年11月>
日 月 火 水 木 金 土
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930