mixiユーザー(id:2615005)

2017年04月02日22:22

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ベンフォードとブリン

ふーー、やっと3Bの残り二人をやっつけた。それぞれ別の意味でしんどかった。

・夜の大海の中で(77)作:グレゴリイ・ベンフォード
小惑星イカルスがガスを噴射して地球に向かってくる。宇宙飛行士ナイジェルは、爆破するため接近した。調べてみるとイカルスは中空の人工物、つまり異星人の宇宙船だった。

ファーストコンタクトというのは胸躍るテーマだが、こんなに踊らない作は初めて読んだ。遭遇するならさっさと来ればいいのに、異星人はまったく姿を現さない。ナイジェルが3Pを楽しんでたかと思うと彼女の一人がSLEになったり、変な宗教が流行ったり、冗長で退屈きわまりない。
四部作だそうだが、まさかコンタクトするまでに四冊かかるんじゃないだろうな。本書は500ページもあるんですけど。とても付き合いきれない。ギブアップだ。★

・知性化戦争(87)作:デイヴィッド・ブリン
Davidという人名をいつからデイヴィッドなどと表記するようになったのか。ナポレオン・ソロの相棒の役者はデビット・マッカラムと書かれていた。どうせ原語の発音はカタカナでは表せないのだから、日本人が発音しやすいデビットでいいじゃないか。内容に関係ない話でした。

銀河には厳しい掟がある。上級種族に知性化してもらって、初めて知的生命の仲間入りができるのだ。自分で知能を発達させた地球人は鬼子と呼ばれ、多くの種族から差別される。
地球人が植民を許可された惑星ガースに、鳥形異星人グーブルーが侵略してきた。人間とネオ・チンパンジー、そして数少ない友好的異星人ティンプリーミーたちは決死のレジスタンスを開始した。

グーブルーの生態と文化がユニークだ。一般人は中性で、僧侶・役人・軍人の中から選ばれたエリートだけが性別を持つ。三人のうち競争に勝った一人は女王となり、ほかの二人は男になるのだ。
冒険また冒険の連続で、目が離せない。政治状況を書き込むのはいいが、説明が多すぎてわずらわしい気もする。上下あわせて1100ページというのは長すぎるだろう。
チンパンジーの中で遺伝的劣悪個体と決めつけられた連中が敵に寝返る。リアルで感心した。敵地の被差別階級を取り込んで手先に使うのは、征服の常套手段だ。酒場の異文化的賑わいとそれに続くアクションが楽しかった。下巻終盤の儀式乱入と武力衝突は出色の出来だ。ずっとこのテンションが持続して半分の長さだったら、最高点だったのだが。本書はシリーズ三作目だ。前の二作は若いころ読んだ気もするのだが、念のために読み直します。★★★★
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