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2017年01月22日22:29

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レーミク16figma/小川一水を読む

レーミク16ちゃんのフィグマ。
フォトフォト
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はつらつとして可愛い。17年度の申し込みも忘れないようにせんといかん。

小川一水にこだわっている。若いのに意外と作品が多く、まだコンプリートしていない。

・トネイロ会の非殺人事件(12)
三篇収録。いずれも完成度が高い。不可思議な謎を探る話なのでミステリーと呼んでもいいが、その枠に収まらない作品が含まれている。
『星風よ、淀みに吹け』宇宙飛行士候補者たちの訓練施設で殺人が起こった。究極の閉鎖環境における犯人探しだ。結末が切ない。
『くばり神の紀』突然の遺産相続には意外な真相があった。主役コンビがなんか好きだ。
表題作は、「殺していない人」を探すユニークなフーダニット。展開がめまぐるしく変化する贅沢な逸品である。これがいちばん気に入った。★★★★

・臨機巧緻のディープ・ブルー(13)
ファーストコンタクト青春SFと呼ばせていただこう。調査艦隊の見習いカメラマン石塚は、海洋惑星ディープ・ブルーで水棲異星人ルイタリ族の捕虜になってしまう。なぜか仲間から幽閉されている美少女人魚ヨルヒアとなんとかコンタクトしようとする。一方本隊は、獰猛で傲慢な鳥型異星人バチス族と接触していた。
たっぷり盛り込んだSFガジェットと波乱に富んだプロットに魅了されて、あっという間に読んだ。戦闘シーンも迫力があるが、石塚は戦いには参加しない。そのかわり電子機器に仕込んだAIポーシャをパートナーに、コミニュケーション面で大活躍する。虫のいい性善説ではなく、現実の非情さを理解した上で最善の方法を探る姿に拍手を送りたくなる。傑作です。★★★★★

・煙突の上にハイヒール(12)
五篇収録の短編集で、いずれも近未来が舞台だ。五篇のうち四篇は最新技術がモチーフになっている。表題作は一人用ヘリコプターの絡む恋愛小説だ。
飼い猫が普段どこで何をしているのか?というのは、愛猫家なら一度は考えつくことだ。
『カムキャット・アドベンチャー』は、猫の行動を小型カメラでフォローする。若い連中がワイワイやってる雰囲気が楽しい。爽やかな日常SFである。
『イブのオープン・カフェ』『おれたちのピュグマリオン』は、AIを備えたロボットが登場する。
前者はフレーム問題が絡む切ない後味で、後者は捻りの効いた家電ロボット開発記録である。特に後者のオチに感嘆した。少女型アンドロイドは人形愛と表裏一体とは限らない。
『白鳥熱の朝に』バンデミック後も生き残った人は暮らしていく。当たり前のことが重くのしかかる。感動的な人間ドラマだ。
いずれ劣らぬ傑作ぞろいだった。★★★★★
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