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2015年11月20日21:21

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仮肉/水着で「ミラクルペイント」/ハリスンの架空現実SF

アーケード進展なし。NORMALパフェが行き詰ってる。
昼飯に当地の「なんちゃって回転寿司」に行った。寿司や刺身だけでなく、節操なく色々なメニューが揃っている。ステーキを注文すると、120グラムくらいのけっこう立派なのが出てきた。ふつう20ドルはする量だが、わずか10ドルだ。で、味もそっけもない。日本の安飯屋でも見かける模造肉かと思ったが、舌触りは合成物ではない。よく見るとメニューには「牛仮肉薄切」という怪しい日本語が。待て、仮肉て何だ?単なる間違いかな。ふつうニセモノを使ってもニセとは名乗らないけどな。気になる。一体何を食わせたんだ。全然旨くないので、もう食べないからいいか。
フォトフォト
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「ミラクルペイント」から。下段右はウィンク途中で、変顔になってしまった。

買い込んだサンリオSF文庫から。最後の一冊だ。序文にオベロン・ウォーという人の書評が載っている。「科学にも未來にも興味ない」そうだ。教養人がSFを評価するのは、「立派な教育を受けた人がフットボールに興味を持つ」たぐいだ、と自分の偏屈と狭量ぶりを晒す。科学知らずの男が評価する「立派な教育」て、何のことだ。役にも立たんラテン語か古代ギリシャ語か。死んだローマ人とでも話してろや。このあと、しかるに本作は素晴らしい、と続くのだが。思い切りネタバレしていることに気づいて、読むのを止めた。なんでこんな物を載せるのか。消えたレーベルの編集に文句言っても仕方ないけどね。

・大西洋横断トンネル、万歳!(72)作:ハリイ・ハリスン
SFのタイトルに「万歳」とは珍しい。まさにそういう内容だった。
この世界ではアメリカが独立戦争に敗北している。英国の衰退は起こらず、未だに貴族たちが世界の大半で権勢をふるっている。言うまでもなく、火星からタコが攻めてくる以上に有りえない。帝国とやらには耐用年数があって、そう長く続くものではない。モンゴル帝国やクメール帝国と同様、大英帝国も全盛期は意外なほど短い。せいぜい百年だ。作中の1972年まで持ちこたえるなんて不可能だ。

それはともかく、「謀反人」ジョージ・ワシントンの子孫である技師が、イギリス側との折衝に苦労しながら、大西洋横断鉄道建設に立ち向かう。
パラレルワールドというより架空現実と日本語で呼びたいような、温かみのあるレトロな異世界である。主人公は強く優しく、インデアンやアイルランドの労働者たちは粗暴だが好人物で、誇り高い。終盤に霊媒が別の世界(現実)とチャネリングする場面がある。殺伐とした現実と古臭いが優しいこの世界が対比される。
ありゃ、どこかで読んだことがあるぞ。テーマはまるで異なるが、筒井康隆の『美芸公』だ。あれも終盤で同様の趣向が出てきた。実際には身分制度の存在する昔が今より良かったなんてことは有りえないのだが。筒井作品はそれなりに効果を上げていたが、本作は取ってつけたようで蛇足ぽい。

文句ばかり書いたけど、小説としては完成度が高い。ビルディングロマンとして良く出来ているし、正体不明の妨害集団との戦いは迫力に満ちている。海中トンネル建設シーンを映像で見てみたい。★★★★
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