mixiユーザー(id:2615005)

2015年08月28日20:52

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リン&メイコ/『時間の種』

フォトフォト
ワンピースでリンとメイコ。ネギトロの余りと言っては失礼かな。下手すると母娘に見える。

「ビブリオバトル」に出てきた短編集だ。古本を買って読んだ。

・時間の種(1956) 作:ジョン・ウィンダム
十篇収録の短編集である。作者の長編は何作か読んでいるが、短編集は初読みだ。狙いが理解しにくい(ピンと来ない)作品が混じるのは、執筆年代を考えると仕方がない。むしろ今でも面白い作品が半分近くを占めているのに感心する。

『宇宙からの来訪者』異星人が強力で凶悪とは限らない。残酷な喜劇というべきか。
『強いものだけ生き残る』これが読みたくて買った。飢餓に苦しむ宇宙船の中で生き残れたのは誰か。生き延びるための論理と最後の台詞が衝撃的だ。

『ポーリーののぞき穴』立体映像の未来人たちがゾロゾロ観光に来る。わずらわしくて仕方ない。主人公は一石二鳥の対策を思いつく。コマーシャリズムをSFで描いた佳作。
『頭の悪い火星人』これも似たテーマだが、火星人の女性を奴隷扱いするだけにタチが悪い。バカにされていた者の逆襲は痛快だ。
『同情回路』思いやりのあるロボットは素晴らしい。が、彼らの同情は人間にとって不都合な場合もある。遠い未来にはこういうことが実現するかもしれない。

うむ、短編集もたまには良いものだ。★★★


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