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2015年08月19日17:53

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精選アニメ「Gのレコンギスタ」「シドニアの騎士」「アルドノア・ゼロ」

BJさんに借りたアニメを見まくった。

「Gのレコンギスタ」(全26話)
久しぶりの冨野ガンダムとして期待が高まったが、どうにも困った作品だ。
前半はやたらと牧歌的な雰囲気なので、「まさか殺人なしのガンダムか?」と注目したが、すぐに殺伐とした軍談になる。いや、戦争してもいいよ。ガンダムは本来そういう話なんだから。
でも妙にキャラクターの腰が引けていて、歯がゆい。宇宙世紀を過去の悪行として封じ込めたのなら、もっとその設定を生かしてほしかった。勢力が何種類もあって登場人物が膨大で、だれが何をやってるのか最後まで把握できなかった。エネルギーを独占している連中が悪だというなら、はっきり主人公と独占集団を対立させればよかったのだ。

海洋コロニーの底が抜けたり、ビームを鞭や網のように使ったり、ビジュアル的な見どころは多かった。が、ストーリーが煩雑でどのキャラにも共感できないので盛り上がらない。謎めいた登場をしたラライアは女子キャラの中に埋没してしまうし、ドラマとしては退屈で並以下だった。

「シドニアの騎士」(第二期)
相変わらず面白い。ツムギちゃんが可愛い。巨大生物萌え。中性と人外に好かれるヒーローも珍しいな。宇宙船内と宇宙空間が舞台にも関わらず、妙な生活感がある。
ロボットアニメというよりは純正宇宙SFだ。アニメでさえガチハードな宇宙ドラマが成功する時代なのに、なぜSF小説がこんなにマイナーになってしまったんだろう。

「アルドノア・ゼロ」
リアル系の主人公がスーパー系の敵と戦う話と聞いて、なんだそりゃと思いつつ興味を持った。
そんなことが可能か?と思いきや、まさにそういう話だった。地球人がボトムズかザブングルに毛が生えたような小銃装備の中型ロボットしかないのに、敵はカスタマイズされた超科学巨大ロボットを繰り出してくる。無敵のバリアやロケットパンチや空中放電を駆使する相手に、主人公は何と練習機で立ち向かうのだ。そして巧みに弱点をついて破壊する。これで燃えなければオタクではない。
盲点だった。リアル世界では敵もリアル、スーパーな敵には頼もしい正義のスーパーロボと思い込んでいた。事実、過去のすべての作品はそうだった。
敵に関しては、70年代の楽しいがいい加減なロボットアニメが知的な現代の脚本で甦ったような趣だ。
なぜ一度に攻めてこないの?敵同士も利権争いしてるからです。
なぜ毎回タイプの違う敵が登場するの?各勢力が独自開発しているからです。

横溢するSFマインドが嬉しい。特に周回軌道に向けて撃った弾丸が一回りして戻ってくるという描写には泣けた。
人間ドラマも複雑かつ重層的で見ごたえがある。ある人物の行動が不合理だと思ったら、ちゃんと数話後に納得のいく逆転がある。もう少し若ければ思い切り感情移入するのだろうが、残念ながらこの年になると臭さを感じてしまう。意欲作で大変な力作には違いない。
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