
本日のパンツ写真、スチャラカハツネちゃん。
二冊まとめて。
・七時間目の怪談授業(05)藤野恵美
「ビブリオバトル」二巻目で紹介された本だ。
残念ながら核心部分をすでに知っていたので、あまり衝撃的ではない。菊池明日香の紹介のほうが面白かった。でも安直な怪談本が多い中で、良心的なオカルト否定を提唱した作者は偉いと思う。
「この世で一番怖いのは、幽霊が存在しないこと」というのは確かに本書のテーマだが、ズバリ書いてあるわけではないので、真意を読み取らねばならない。★★★
・小説にすがりつきたい夜もある(15)著:西村賢太
二冊目のエッセイ集だ。唯一の愛読している芥川賞作家である。というか、作者以外の純文学作家て、仕事してるのか?存在感ゼロなんですけど。
基本的に小説は娯楽だと思っているので、日本のカビ臭い私小説なんか嫌いだ。自堕落な人生を送りながら自分自身をネタにするなんて、まったく共感できない。悪いけど筆者推薦の藤澤清三もあまり感心しなかった。たぶん川崎や葛西も駄目だろう。
でも筆者の小説だけはなぜか面白い。同時代を生きているせいもあるが、自身の不甲斐なさを描写することが、そのまま人間性の本質に対するスケッチになっているのだ。誰しも心に北町貫多を抱えている。
本書で注目すべきは『色慾譚』だ。連載したのが東京スポーツという上品な媒体(笑)なので、赤裸々に過去の性体験や風俗に行くときの性癖やオナニーについて書いている。自分の恥を客観視できる人は、勇気と知性を備えていると思う。特にエロ本始末の件は、声を出して笑わせてもらった。なんか好きだ、この男。★★★
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