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2014年05月19日23:24

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看護婦シーエちゃん/町山智浩がアメリカ格差を切る

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今は看護師というべきなのか。骸音シーエのナースバージョン。なんか病気がひどくなりそう。頭にフナ虫が住んでるし、もともとの曲が「細菌汚染」だし。彼女をナースにするのは、どこから来たアイデアなんだろう。
この子、かなり胸があります。えっ、あまり嬉しくない?

・アメリカ格差ウォーズ 著:町山智浩

アメリカ在住の問題児(褒め言葉)町山智浩が、格差間ウォーズをレポートする。
突っ込みは最小限で、ギャグもあまりない。事実を淡々と語るだけだが、これがめっぽう面白い。そして役に立つ。

ティーパーティーという草の根右翼は、大企業が出資して作ったらしい。草の根じゃないじゃん。ボストンで大英帝国に叛旗を翻した闘士を気取っているらしいが、やってることは人種差別と弱い者いじめだ。何の関係もないがな。日本の馬鹿保守が「サムライ」を気取るのに似てます。
この数十年のアメリカの政治と経済の動きが平易な文章で解説されており、どこに問題があるのかよく理解できる。「5分でわかる××」や「マンガで読む○○」なんかの百倍は価値がある。モルモン教に関する解説が興味深い。
「貧乏人に医療保険を与えるな」という主張には呆れた。病的な社会主義アレルギーが、公的保険の成立まで拒むのだ。恐ろしいのはネットによる洗脳だ。本来は助かるはずの貧困層までが反対している。
初音ミクが米国トヨタのCMで評判になったとき、「日本車で事故を起こすと死ぬ」というテロップと共にパクッてきた静止画像のミクが金属的な悲鳴を上げるというセンスのない動画が投稿された。なんて下品で愚劣な野郎だ、と呆れたものだが、ライバルをデマゴークで貶める画像というのは大量に作られるのだと。やれやれ、これが自由と民主主義かよ。
ひ弱なネット小僧が、でっち上げ画像で四十年の活動実績のある福祉団体を潰した。ネット時代の恐ろしい側面だ。昔なら相手にされない無力なチンピラが、悪意と小手先の技巧を武器に社会を揺るがすこともできるのだ。
『肩をすくめるアトラス』という小説は、「貧乏人を切り捨てろ」という内容で、保守勢力のバイブルだ。ちょっと読んでみたい気もするが、時間の無駄かな。ちなみに作者は晩年に落ちぶれて、憎んでいた公共福祉の世話になった。なんかこの事実のほうが、こいつの小説より面白いような。

読みやすくわかりやすい名著です。★★★★★

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