mixiユーザー(id:2615005)

2010年06月11日23:39

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パソコンの修理と湊かなえ・川端康成

ワイヤレスのアダプター(と呼ぶのか?)が使えなくなったので、エンジニアを呼んだ。今度はワイヤーで繋いでくれました。停止期間が半日ですんでよかった。
それにしても日に日に重くなっていくような。過去の画像を処分していますが、消すのが惜しい物もあり、気が進まない。

それはともかく読書日記です。

・夜行観覧車 作・湊かなえ
高級住宅地ひばりヶ丘に向かい合って建つ二軒の家がある。豪邸に住むのは、医師の夫と美しい妻、出来のいい姉弟という仲むつまじい家庭だ。小さなほうの家には、キレて家庭内暴力を繰り返すダメ娘がいて、連日争いが絶えない。だがある日殺人事件が起こったのは、豪邸のほうだった。
家族だから無条件で仲がいいとは限らない。内にこもる分、トラブルがより陰惨になることもあるのだ。失敗を他人のせいにしたり、くだらない価値観にこだわったり、嫌な奴ばかりなのに途中でやめられない。人物造形と筆致が抜群に達者だからだ。
「坂の上病」に罹患している人は、日本中に一万人はいるでしょう。そのうち何人かは親を殺すか家に放火するんだろうな。
作者には問題提起ぽい意図はないと思うが、子供の教育の難しさを再認識した。熱心すぎて外れると「金属バット事件」になるし、かといって甘やかして放置すると落ちこぼれる。

真相のあっけなさが、かえって怖い。オチが物足りない気もするが、実人生にはオチなんてないからな。これはこれでいいのだろう。
崩壊した二つの家庭の話と思っていたが、壊れた家庭は三つなのかも。最後まで読んで気づきました。★★★★

・眠れる美女 作・川端康成
短編三本入り。表題作は特殊な売春宿の話。睡眠薬で眠っている全裸の女と添い寝するだけなのだ。顧客は「立たなくなった」老人に限られる。色ボケじじいのエロ小説である。眠っている女たちの描写が、匂いたつほどにエロティックだ。
『片腕』は筒井康隆の推奨作だが、不条理すぎてよくわからん。
『散りぬるを』も回りくどくて退屈。自己嫌悪まみれの陰気臭い文章は、日本文学の特色といえるか。ああ、うっとおしい。私にはやっぱり純文学は向いてない。★★
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