mixiユーザー(id:2615005)

2026年10月06日22:16

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『仁義なき戦い』

『仁義なき戦い』(73)監督:深作欣二
何本か見ているが、日本映画探索を始めたので、全5作を改めて見直すことにした。
終戦直後の広島。広能省三(菅原文太)は闇市で乱暴者を射殺し、服役する。刑務所内で暴力団幹部にスカウトされて、出所後は山森組の組員となる。

リアルやくざ映画としてエポックとなる作品である。極道の戦後史に興味のある人には勉強になるかな。あまりに実録に寄せすぎているため、映画としての面白さに乏しい。登場人物は全員ヤクザで、名前を覚える暇もなくバタバタ死んでいく。股旅時代劇や香港黒社会映画のようなスタイリッシュな娯楽性は欠片もない。暴力は泥臭くモタつき、みっともない。もちろん狙った演出だ。現実の殺し合いなんてこんなものだろう。それは分かるが、見ていてストレスが溜まる。

広能は敵対組織の幹部を殺して二度目の懲役を喰らう。人を殺せば捕まるという当たり前の話が重い。最後は山森のケチと不人情に怒った広能が、友人の葬儀の席で大暴れして盃を叩き返す。やっと溜飲が少し下がった。☆☆☆
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