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2026年07月19日23:43

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『忍者武芸帖 百地三太夫』

『忍者武芸帖 百地三太夫』(80)監督:鈴木則文
真田広之のデビュー作である。日本映画に絶望していた時期なので、80年代はあまり観ていない。真田広之の作品くらいは見ておこうと思い立った。
天正伊賀の乱で両親を殺された鷹丸(真田広之)が明国から帰ってきた。絡んでくる武士を中国拳法でぶちのめす。幼馴染みのお通(蜷川有紀)と中国人の女拳法家アイラン(志穂美悦子)のダブルヒロインである。悦ちゃんはすでに大スターだったので、後輩のデビューに花を添えたのか。親の仇・不知火将監に千葉真一。
敵味方共に個性的なキャラが登場する。時代劇ではあるが、アクション映画と言う方がふさわしい。殺陣ではなく、アクション。香港カンフー映画の影響が感じられる。身体を張った迫力は本家にも劣らない。目も眩むような高さから水面にダイブする。
激しい戦いの中、仲間たちは次々と倒れる。残酷で痛ましいが、惹き付けられる。後半に戸沢白雲斎(丹波哲郎)が唐突に登場し、主人公に稽古をつける。すでに激戦モードなのに修行とは。変なところでカンフー映画の文法を守っている。
敵は信長ー秀吉ラインなので、徳川家康に仕える服部半蔵(夏木勲)は敵ではない。が、味方とも言い難く、複雑なキャラ立ちが物語に厚みを加える。アクションは一級品で、ストーリーも意外と凝っている。バランスがやや悪いが、力のこもった娯楽活劇である。☆☆☆☆
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