「逃げ上手の若君」25巻
「鬼滅」や「フリーレン」と並んで、ここ十年の日本漫画界屈指の収穫である。
歴史ドラマと少年漫画をかくも見事に融合させた作品が過去にあっただろうか。曖昧模糊としていた南北朝時代にピントが合って勉強になった。
尊氏を神力を駆使する悪魔めいた強敵として描いたのは、少年漫画的アレンジとして見事だ。「人は歴史から学ばない」と尊氏が解説するメタ展開は賛否両論のようだが、私は良いと思う。作品の持ち味から考えても、尊氏が歴史を俯瞰していても違和感はない。
上杉憲顕がフランケンシュタインもどきの科学者というアイデアも面白い。吹雪復活は盛り上がった。さて、あと1冊かな。





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