『復讐するは我にあり』(79)監督:今村昌平
劇場で見ているが、レトロ邦画コンプリートの一環として再見した。殺人犯の78日に及ぶ逃走と更なる殺人を描く。ドキュメンタリーのようなプロットは迫力があるが、何を言いたいのか分からない映画である。タイトルに反して犯人は粗暴な凶悪犯であって、復讐に燃えているわけではない。刹那的に殺人と強盗を繰り返すだけだ。残酷な割に頭の回転が早く、弁護士や大学教授に扮して詐偽を繰り返す。
妻(倍賞美津子)は犯人の父(三国連太郎)を愛している。変な設定だが、ほぼ実話らしい。倍賞美津子が露天風呂で見事な裸体を見せてくれる。
旅館の若女将に小川真由美。あえてドラマ性を廃して荒涼たる犯罪者の行動を追った、のだろうか。



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