新東宝映画から、小畑絹子の作品を紹介する。
『0線の女狼群』(60)監督:三輪彰
悪女が大挙して登場するようなタイトルだが、内容はまったく逆だ。女が犠牲になる話である。田舎から上京した小夜子(小畑絹子)は売春組織に囚われて娼婦に堕とされる。ボスは丹波哲郎。組織の凶悪さは最悪で、脱走を試みた女は半殺しにする。田舎に逃げても追いかけて殺す。
善良なイケメン(寺島達矢)が小夜子を助けようとするが、弱くて頼りない。憤懣が頂点に達したところで、女たちが逆襲に転じる。胸糞シーンの長さに対してカタルシスが弱く、スッキリしない。復讐のためブチ殺してもいいと思うが、拘束するだけ。ヒロインのスリップ姿が色っぽい。



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