「ミステリと言う勿れ」16巻 作:田村由美
新章は孤島ミステリだ。と思わせて作者のことだから、一筋縄ではいかない。
久能たちはゼミの合宿で7つの小島が連なるキャンプ場にやって来る。割り振られた部屋には「この中の最低一人が死ぬことになる」という紙片が。実はこれは心理実験で、7年前に起こった大量溺死事件の再現だという。
プロットの捻りと心理描写の巧みさにかけては、作者の右に出る者はいない。今回も話がどこへ向かうのか見当もつかない。ベッドの位置をめぐるやり取りなどは、くどくて長すぎる気もするが、どうやら伏線のようだ。次巻が待たれる。




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