1月に日本で見た映画を2本レビューしよう。
『緊急取調室 THE FINAL』 監督:常廣丈太
10年くらい前から何シーズンも放映している人気シリーズらしい。初めて知った。ファンへのプレゼント的な特別編か。ストーリーは独立しているので、いきなり見ても充分に楽しめた。
台風が接近する中で陣頭指揮に当たる総理大臣に過去の犯罪疑惑が生じる。如何なる悪も許さないメンバーは、総理への取り調べを開始した。
天海祐希が演じるヒロインが凛々しい。宝塚時代から好きだったので、良い仕事に恵まれていて喜ばしい。脇役の刑事たちも芸達者が揃っている。
証言者・総理・捜査チームの三つ巴の駆け引きは緊迫感に満ちている。真相と決着はやや呆気ない気もするが、正月から重い胸糞映画は見たくないし、これでいい。普通以上に面白かった。



『迷宮のしおり』監督:河森正治
少女が携帯の世界に閉じ込められる。イイネだの承認欲求だの、今時の言葉が飛び交う割に古めかしい。新作なのに定番の予定調和を眺めているようだ。行きつけの店でいつもの定食を食べているような。だから不味くて食えないことはない。
でも盛り上がらない。唐突な怪獣バトルなどは手を打ってはしゃぎたい趣向なのに、楽しくない。監督のセンスが80年代から進歩していないせいかな。



ログインしてコメントを確認・投稿する