昨日は歯のインプラント治療に行った。疲れて寝落ちして日記を書き損なう。でもあと一回で義歯が完成する。骨の修復を待ちながら進めるので、意外と時間がかかった。
・レプリカたちの夜 作:一條次郎
作者のデビュー作だ。
動物のレプリカを作る工場に勤める往本は、絶滅したはずのシロクマが歩いてるのを目撃する。同僚の粒山の妻が現れて、夫の虐待を訴える。虐待された子供は施設で死んだという。だが、粒山に妻子はいない。
シロクマに虐殺された女性事務員うみみずは、翌日平気な様子で出勤してくる。自称人造人間C22(しーにーにー)はアンドロイド詐欺なのか。
どこまでが現実でどこから妄想なのか、何が本物で何が偽物なのか。混沌とした不条理なストーリーが迷走する。基本的に虚実が錯綜する小説は苦手だが、本作は語り口が抜群に上手く、作品世界に引き込まれた。
あまりに不条理が過ぎるので、途中から緊迫感が失われる。何が起こっても驚かないという気になってしまうのだ。その点では、破壊された世界でもプロットが真っ直ぐな「チェレンコフの眠り」の方が優れている。★★★★
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