幕張で四泊したホテルの話をしよう。
ツインルームなのに、普通のシングルより狭い。動くときは声をかけないと、相方にぶつかってしまう。人生でこんな狭い部屋を見たのは初めてだ。身長1メートル体重30キロ未満の人なら快適に過ごせるかもしれない。あいにく私も相棒も標準よりデカイのだ。相棒は部屋が狭いと不機嫌になるのだが、ここまで小さいと一種のギャグになって、滞在中は笑いが絶えなかった。
ロシア帝国のツァーリは、政治犯を苦しめるために輸送列車をわざと小さく作ったそうだ。この列車はソビエト時代にも引き続き使われた。日本人がお世話になったラーゲリ(収容所)も似たようなものだろう。その話を思い出して相棒に披露すると、なぜか大ウケした。
アフリカかインドのスラム街体験ツアーと銘打って集客すれば、物好きに受けるかもしれない。香港も中流以下の人が住む部屋は極めて狭く、若者が恋人を作ってもスケベする場所がない、老人は居場所が無くて一日中公園にいる、といった話を聞いたことがある。
これで感じが悪ければ「わざと狭くしたのか」と嫌味を言ってやるところだが、接客はとても良かったので、何も言わずにチェックアウトした。
18日間に及ぶマジミラ+香港ツアーを終えて、久し振りの一人暮らしを楽しんでいます。
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