本日は二冊行きます。
・ノヴァ・ヘラス ギリシャSF傑作選(2021)
ギリシャと言えば神話と古代史の国だ。現在の文化を知る人はほとんどいないだろう。私もよく知らない。本書は近年に出版されたSF作品集である。
11編の全てが近未来デストピア小説だ。温暖化による都市水没・蜜蜂の絶滅・移民と差別など。現代ギリシャが抱える問題が描かれるのはいいが、抽象化が不充分でフィクションとして楽しめない。お勧め作は無し。★★
・メルキオールの惨劇(2000)作:平山夢明
作者の第二長編らしい。初期作だけにこなれていないと言うか、作家性が先鋭的に出過ぎで読みづらい。
不幸と遺品のコレクターが、我が子の首を切断した母親の依頼を受ける。兄弟殺し・親子殺しがテーマだ。神学パロディらしいが、本家に興味ないので良さがわからない。本筋から寄り道する小ネタや端役の人物は割りと面白い。★★★
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